こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
今回は、古着卸の現場で実際に5トンの古着を搬入した日の様子を、そのままお伝えします。
普段「古着卸サービス」と聞くと、完成された箱が届くところだけをイメージされる方も多いと思います。ですが実際には、その裏側でかなり泥臭い作業が回っています。荷下ろし、仕分け、箱詰め、写真撮影、出荷。この流れがあるからこそ、会員さんの手元に利益商品を届けられるわけです。
今回はその中でも、最初の入口である搬入のリアルにフォーカスしていきます。
搬入前は、まずスペースづくりから始まります

搬入というと、トラックが来て荷物を下ろすだけに見えるかもしれませんが、そんなに甘くありません。まず必要なのは、受け入れるための動線とスペースの確保です。
トラックが来る前に、倉庫内の荷物をどかして、フレコンや古着の山を置ける場所を空けます。これがギリギリだと、フォークリフトの動線が悪くなりますし、作業効率も安全性も落ちます。
現場では「そこどけて」「もっと右」「隙間に入れるから」みたいなやり取りが飛び交います。きれいに整ったショールームとは違って、こういうところがまさに物流の現場です。
この準備ができて初めて、搬入スタートです。
今回は5トン搬入。でも普段はその4倍です

今回の搬入量は5トンです。
数字だけ見てもピンと来ないかもしれませんが、古着5トンは普通にかなりの量です。しかも今回は「今日は少ない方」です。普段はこの4倍、つまり20トン規模で入ってくることもあるので、1回の搬入だけでも相当なボリュームになります。
今回は出どころの関係で1台分だったので、現場としては比較的コンパクトな日でした。それでも倉庫の床面はどんどん埋まっていきます。
実際、搬入が始まって10分から15分ほどで、すでにかなりの面積が古着で埋まっていきます。現場で見ると迫力があります。
フォークリフト作業は、見た目以上に技術が出ます

搬入の中心になるのは、やはりフォークリフトです。
フレコンを持ち上げて、向きを調整して、狭いスペースにきれいに置いていく。この作業、ただ乗れるだけでは厳しいです。荷物を傷めず、周囲にぶつけず、しかもテンポよく進める必要があります。
現場ではかなりスムーズに荷下ろしが進んでいましたが、それには理由があります。小さいリフトだけでなく、もっと大きい機械に乗っていた経験があるので、このサイズ感は余裕があるということです。
見た目は軽快でも、背景にはしっかり下積みがあります。こういうところは、どんな業種でも同じです。いきなりうまく見える人ほど、過去にかなり積み重ねています。
なお、今回はすぐ終わる想定だったので、いつものように2段積みにせず、置きやすい形で並べていました。搬入量やその後の仕分けスピードまで見越して、置き方を変えているわけです。
5トンならすぐ終わる。その「すぐ」の感覚が卸の現場です

今回印象的なのが、5トンでも「すぐ終わる」感覚で話しています。
一般的には5トンの古着なんて十分すごい量ですが、卸の現場では基準が違います。普段20トン規模を扱っていると、5トンはかなり軽い部類になります。
実際、搬入そのものは15分程度でほぼ完了しました。ラスト1回の運搬で締めるくらいのテンポです。
つまり、卸で安定して回していくには、商品知識だけでは足りません。物流を回す感覚が必要です。どこに置くか、どれだけ積むか、どれくらいで仕分けが終わるか、次の工程にどう流すか。全部つながっています。
古着の山から利益商品を見つけるのは大変なのか
倉庫いっぱいに積まれた古着を見ると、多くの方がまずこう思うはずです。
「この中から利益商品を探すのって大変では?」
結論からいうと、ここは仕組み化と人材で解決しています。
現場感覚としては、前の数字を見るだけ、というくらいのスピード感です。1トラック分でも、仕分け自体は4日ほどで終える体制になっています。
これが成り立つ理由は、スタッフの質です。長くやっているメンバーに加えて、大手リサイクルショップ出身の人材もいるので、古着の選別に慣れています。
要するに、利益商品を見つける工程を、個人がゼロから全部やる必要はないということです。
店舗せどりがしんどい人ほど、卸の仕組みを考えた方がいいです
店舗せどりは、仕入れのたびに店舗へ行き、棚を見て、リサーチして、利益が出るかを確認して、持ち帰る必要があります。時間も体力も使いますし、安定して回すにはかなり消耗します。
その点、卸サービスの考え方はシンプルです。
- 倉庫に古着が大量に入る
- 社内で仕分けする
- 利益商品を箱詰めする
- 必要に応じて写真撮影まで済ませる
- 会員さんの自宅に届ける
これなら、受け取った側は販売に集中しやすくなります。
実際に現場でも、「出品に時間をかけるべき」という考え方で回しています。仕入れと一次選別の重い部分をこちらで担い、その先の販売効率を上げる設計です。
搬入後、古着はどう流れていくのか
搬入が終わったら、それで完了ではありません。むしろそこからが本番です。
倉庫に入った古着は、次のような流れで処理されていきます。
1. 仕分けする
まずは古着を選別します。利益商品になるもの、そうでないものを分けていきます。ここは経験値がものをいう工程です。
2. 箱に詰める
仕分けが終わったら、会員さん向けに箱詰めします。ここで初めて、仕入れ商品として扱いやすい形になります。
3. 必要に応じて写真撮影まで行う

さらに特徴的なのが、写真撮影付きの「らくちんパック」商材もあることです。2階で撮影を行い、その状態で卸販売につなげています。
つまり、単に古着を流すだけではなく、販売現場で使いやすい状態に近づけてから出しているわけです。
こうした裏側まで見せているところは、実際かなり少ないです。卸は外から見るとブラックボックスになりやすい業界ですが、現場を見れば、どうやって価値を作っているのかがよく分かります。
「会員に仕分けさせる」のではなく、こちらでやる理由
中古卸サービスといっても、運営のやり方はさまざまです。
中には、仕分けの負担をそのまま会員側に寄せてしまうところもあります。ですが、それだと販売までが遠くなります。受け取ったあとにまた大量の選別作業が待っているので、結局時間を奪われます。
こちらでは、そこをできるだけ前倒ししています。
- 仕分けスタッフが選別する
- 箱詰めのパートスタッフが梱包する
- 必要に応じて写真撮影まで進める
この体制があるから、利用者は出品や販売に集中しやすくなります。古着転売や在宅中古せどりを効率化したい方にとっては、かなり大きな違いです。
卸サービスは誰でも使えるわけではありません
ここも大事なポイントです。
中古卸サービスは、誰でも無条件で利用できる形にはしていません。個別説明会を通して、簡単なヒアリングや審査があります。
なぜかというと、現場では大量の商品を本気で扱っています。だからこそ、
- 完全に他力本願な人
- 適当に取り組む人
- コミュニケーションに難がある人
こうした方まで無差別に受け入れるわけにはいかない、という考え方です。
これは厳しさというより、サービス品質を守るための線引きです。真面目に販売に取り組みたい人にとっては、むしろ安心材料だと思います。
古着卸の現場は、想像以上に泥臭い。でもそこに強さがあります
今回あらためて感じるのは、古着卸の仕事は決してスマートな部分だけではないということです。
倉庫を空けて、荷物を下ろして、積んで、仕分けして、箱に詰めて、必要なら撮影までやる。かなり地道ですし、現場は汗をかきます。
でも、その泥臭さがあるからこそ、仕組みとして強いんです。
店舗を回ってその場限りの利益を拾い続けるやり方とは違って、卸は量と流れで勝負できます。しかも、経験者の目利きやスタッフ体制が加わることで、再現性を上げやすくなります。
もし今、店舗せどりで消耗しているなら、一度考え方を変えてみてもいいかもしれません。
自分で全部やる前提を捨てること。これだけでも、かなり楽になります。
まとめ
今回の5トン搬入でお伝えしたかったことは、単に「すごい量が入ってきました」という話ではありません。
大事なのは、その裏で回っている仕組みです。
- 搬入前にスペースと動線を確保する
- フォークリフトで短時間に荷下ろしする
- 大量の古着をスタッフが仕分けする
- 箱詰めして会員向けに出荷する
- 必要に応じて写真撮影まで行う
- 利用者は販売に集中できる
この一連の流れがあるからこそ、利益商品が自宅に届く中古卸サービスとして成立しています。
古着せどりや在宅中古せどりをもっと効率化したい方、店舗仕入れのしんどさから抜けたい方にとっては、かなり現実的な選択肢になるはずです。
派手ではないですが、現場は本物です。こういう積み重ねが、最終的な利益につながっていきます。
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