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店舗せどりやめよう/百害あって一理なしの手法にさようなら

こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。

私が店舗せどりをやめたほうがいいと考える理由は、大きく分けて7つあります。感情的な抵抗から、利益の出しづらさ、事業としての不安定さまで、順番に説明します。

なお、私は代わりの仕入れ方法として「いとう社長卸サービス」を運営しています。その立場も明らかにしたうえで、なぜ店舗仕入れから離れるべきだと考えるのかをお伝えします。

目次

周囲の顔色をうかがう「卑しさ」を感じるから

机に座る男性と、卑屈の意味を説明する白いテキスト枠

最初の理由は、少し厳しい言い方ですが、私が店舗せどりに感じる「卑しさ」です。これは利益率や作業時間のように、数字だけで説明できる話ではありません。

店舗せどりでは、店員さんに取り入ろうとしたり、便宜を図ってもらおうとしたりする場面があります。私は、その姿勢に違和感があります。

いつも手をもみながらお願いしているので、指紋までなくなってしまうのではないか。そんな冗談を言いたくなるくらいです。もちろん、これは比喩です。言いたいのは、商売のために必要以上に自分を下げる働き方を、当たり前にしてほしくないということです。

店内でバーコードを読み取り、利益が出るかリサーチする「ビームせどり」も同じです。周囲に遠慮して、すぐ終わるからと恐縮しながら作業する。その状態で商売を続けることを、私は気持ちのいい働き方だとは思えません。

礼儀や配慮は必要です。ただ、それと卑屈になることは別です。数字になる負担ではありませんが、自分の仕事にどんな姿勢で向き合えるかは、軽く扱わないほうがいいです。

大量仕入れで周囲の目が気になり、恥ずかしさを感じるから

机に座る男性と、周りの人の見る目が嫌だったという字幕

2つ目は、店内での仕入れそのものに感じる恥ずかしさです。1つ目が自分の姿勢の話だとすれば、こちらは周囲からどう見られるかによる心理的な負担です。

転売目的だと思われているのではないか。じろじろ見られているのではないか。そう感じながら仕入れるのは、なかなかしんどいものです。

全員が同じように感じるとは限りません。ただ、仕入れに行くたびに周囲の目が気になるなら、その負担も仕事の一部になっています。利益が出るからといって、ずっと我慢し続ける必要があるのかは、考えてほしいです。

店舗の価格が上がり、稼ぎづらくなっているから

机に座る男性と、ネットの相場に店舗の相場も引きずられるという青いテキスト枠

3つ目は、収益面です。私は、店舗せどりは以前より稼ぎづらくなっていると感じています。大きな理由は、店舗の販売価格とネットの販売相場の差が取りづらくなっていることです。

私が店舗せどりを始めた2018年当時、セカンドストリートやブックオフのオンライン販売は、今ほど大きな存在ではありませんでした。その後、コロナ禍も経て、リサイクルショップのEC販売が拡大してきました。

さらに、不要品の売却先も増えました。メルカリ、出張買取、買取専門店など、リサイクルショップ以外にも商品が流れていきます。私が気にしているのは、それぞれのサービスの良し悪しではなく、店舗に商品が集まるルートが分散していることです。

一方で、店舗には家賃や人件費がかかります。商品が集まりにくくなっても、店を維持する費用がなくなるわけではありません。利益を確保するために店頭価格を上げる方向に働くことも、十分に考えられます。

利益商品が一切ない、と言いたいのではありません。問題は、探す手間に対して、利益を取りやすい状況が続くのかということです。私は、これからも稼ぎづらさが増していくのではないかと考えています。

移動、リサーチ、仕入れ直しで時間効率が悪いから

机に座る男性と、上階にマンション、下階にブックオフと表示された建物の図
店舗の真上に住む例で考えると、短時間仕入れが立地に左右されることがわかります。

4つ目は、時間効率です。店舗せどりの収益を考えるとき、店内で商品を探した時間だけを数えてはいけません。

「30分でこれだけの利益」「1日少しの作業で稼げる」といった発信がありますが、そもそも店舗までの移動だけで、その時間が終わってしまうことはないでしょうか。

本当に短時間で店舗仕入れを完結させるなら、上がマンション、下がブックオフという建物に住んでいるくらい、店が近くないと厳しいです。少し極端な例ですが、移動時間を省いた説明のおかしさは伝わると思います。

私の事務所がある名古屋市北区から、栄のブックオフスーパーバザーへ行く場合でも、車で片道約30分、往復で約1時間かかるという感覚です。ほかの店舗も回れば、移動時間はさらに増えます。

副業なら、使える時間は限られています。その貴重な時間を運転に使い、ようやく到着したところで、今度はリサーチが始まります。店にある商品が全部利益商品なら回収するだけですが、現実はそうではありません。

しかも、店舗仕入れは同じ商品を繰り返し買えるとは限りません。今回利益商品を見つけても、次に来たときに同じものが必ずあるわけではないのです。

一度見つけた商品をリピート仕入れできず、次回もまた探し直す。ここが、時間効率を悪くする大きなポイントです。

たまたま短時間で良い商品が見つかったことと、毎回短時間で仕入れができることは違います。商売として考えるなら、その違いは重要です。

家族や周囲に、自分の仕事を説明しづらいから

机に座る男性と、古着卸とメルカリの文字が入ったゆいかママのチャンネル紹介カード

5つ目は、周りに言いづらいことです。特に、限定品や品薄商品を買い集め、プレミア価格で販売するような新品せどりでは、この問題が出てきます。

卸サービスの会員である「ゆいかママさん」から、印象に残る話を聞きました。以前は新品せどりをしていて、Nintendo Switchや限定品などを仕入れていたそうです。

この方にはお子さんが3人います。仕入れた商品を自宅に置いていれば、小学生のお子さんがゲーム機で遊びたくなるのは自然です。ところが、そのSwitchは販売用なので使わせられません。

ただ禁止するだけではなく、なぜ使ってはいけないのか、きちんと説明したい。でも、自分が仕入れた目的を説明するのがつらかったそうです。

品薄のゲーム機や限定品を買い集め、高い価格で売っている。その利益が家計に役立っていたとしても、自分の中に引っかかりがあれば、堂々とは説明しにくくなります。

これは、すべての中古品販売や物販に当てはまる話ではありません。ここで問題にしているのは、本人が家族に説明しづらいと感じる仕入れ方です。自分の仕事を身近な人にどう話せるかも、続けるかどうかの判断材料にしてほしいです。

事故や店舗の方針変更に左右され、不安定だから

机に座る男性と、店長が変わったら値付けが大きく変わるという青いテキスト枠

6つ目は、不安定さです。私は、自分の商売の継続を、自分ではコントロールできない条件に大きく預けることに不安を感じます。

店舗せどりには、たとえば次のようなリスクがあります。

  • 運転中に事故に遭い、店舗を回れなくなること
  • いつも利用している店舗の状況や方針が変わること
  • 店長が変わり、値付けが大きく変わること

ハードオフなどでは、店長が変わると値付けも変わるという話があります。安く仕入れられる店を見つけても、その条件がずっと続くとは限りません。

自分が努力しても変えられない条件が、仕入れと収益に大きく影響する。これが、私が店舗せどりを不安定だと考える理由です。

もちろん、「それなら卸サービスも、仕入れ先の会社に依存するのではないか」という指摘はあると思います。そこは、私たち自身も考えるべき点です。

当社では、私に万一のことがあった場合の対応を文書にし、協力業者にも一部を預けています。倉庫にも数百パックの在庫を確保し、事業を継続するための備えをしています。

大事なのは、どんな仕入れ先でも安心だと思い込むことではありません。何か起きたときにどう対応するのか、継続のための仕組みがあるのか。店舗仕入れでも卸仕入れでも、そこを考える必要があります。

自分の作業時間が上限になり、収入が頭打ちになりやすいから

机に座る男性と、個人の店舗せどりは限界値があるという青いテキスト枠

最後の理由は、収入のアッパー、つまり上限が早く来やすいことです。

店舗せどりでは、自分で運転し、自分で商品を探し、自分で仕入れます。その後も、出品、価格改定、自己発送なら梱包や発送まで、自分で担当することになります。

発送などは外注できるとしても、仕入れまで同じように任せられるのか。私は、店舗リサーチができる人に仕入れを任せても、その人が自分で商売を始めてしまう可能性を懸念しています。単純な作業の外注とは違う難しさがあります。

結局、自分が最低限、店舗を駆け回って商品を集めなければならない。その状態では、仕入れ量を増やすために自分の時間を増やす必要があります。

でも、使える時間には限界があります。自分の移動時間とリサーチ時間が、そのまま収入を伸ばすうえでの上限になりやすいのです。

忙しく動いていることと、事業が伸びる仕組みを持っていることは別です。もっと稼ぎたいと思ったときに、もっと店舗を回る以外の方法がないなら、その働き方を見直すタイミングだと思います。

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