こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
ホームセンターの「値下げしました」を探せば、利益商品がザクザク見つかる。予算3万円からお金を増やせる。そんな話を聞いたら、ちょっと試したくなりますよね。
ただ、気になるのは別の店舗でも同じように仕入れられるのかという点です。一度うまくいったことと、同じ方法で繰り返し稼げることは別です。
そこで今回は、ホームセンターせどりの成功例で紹介されていた探し方を整理し、実際にビバホームへ行って検証しました。
検証するノウハウは「値下げしました」を探すことです

今回試したのは、うみぞうさんが紹介していた、予算3万円でホームセンターせどりをする方法です。紹介されていた商品や売り場を書き出してみると、共通点は非常にシンプルでした。
「値下げしました」の札が付いている商品を探し、スマホでAmazonの価格などを調べる。まずはこれです。秘密の暗号でも、特殊な交渉でもありません。普通のお客さんも気になる、あの値下げ札です。
具体的には、次の6つを調査対象にしました。
- 「値下げしました」の札が付いている商品
- 大きなやかん
- 日用品コーナー
- キッチン用品の水筒
- 活性炭
- 水道用品の洗濯機用排水トラップ
- ミズノの安全靴
やかんについては、あまり人が見ていない棚の下段や、Amazonで在庫が切れている商品も手掛かりとして挙がっていました。日用品ではスプレー系の商品、水道用品では排水トラップという具合です。
探し方がシンプルなのはいいことです。ただし、値下げ札があることと、転売して利益が残ることは同じではありません。そこを現地で確かめます。
仕入れ前からコストは発生しています

今回のビバホームへは、会社から隣の隣の市まで、高速道路を使って移動しました。店舗に着くまでに30分以上かかっています。
新しい撮影車は冷房もよく効いて快適でした。そこはありがたいのですが、快適だからといって移動コストがなくなるわけではありません。まだ商品を1つも調べていない段階で、すでに時間と交通費を使っています。
そして店内に入ると、これがまた大きいんです。広い。とにかく広いです。品ぞろえが豊富なのは買い物には便利ですが、利益商品を探して歩くとなると話が変わります。
店舗せどりを考えるときは、商品単体の価格差だけではなく、そこまで行って、売り場を回って、調べる負担も見ておく必要があります。
6つの調査対象をビバホームで確かめました
1. 大きなやかん:値下げ札はありましたが、利益は出ませんでした

まず探したのはやかんです。その前に、別の売り場で「値下げしました」の札を発見しました。目印そのものは、この店舗にもちゃんと存在しています。
続いてやかん売り場へ行くと、棚の下段に大きなやかんが並んでいました。しかも、値下げ札付きです。ここまでは、事前に整理した探し方と一致しています。
ところが、価格を調べると状況が変わりました。店頭価格は12,980円。Keepaで確認した過去の販売価格は、売れていたときでおよそ14,000円でした。
差額は約1,020円です。この価格差では利益が出ないと判断しました。店頭で安くなっていても、Amazonの相場に対して十分安いとは限らないわけです。
2. 日用品:ファブリーズも価格差が足りませんでした

日用品コーナーでは、値下げされていたファブリーズを調べました。店頭の仕入れ価格は990円、確認したAmazon価格は1,160円です。
価格差は170円しかありません。値下げ商品を見つけたとしても、この差では仕入れ対象にできませんでした。
日用品は身近なので、調べ始めるハードルは低いです。ただ、身近な商品だからこそ「これは売れそうです」で判断せず、実際の価格を確認する必要があります。
3. 水筒:Amazonのほうが安い商品もありました

水筒売り場も確認しました。大きなコンテナボトルに「値下げしました」の札が付いています。
大きな商品で、値下げ札もある。これはいけそうではないですか。ところが、調べてみると、そう簡単ではありませんでした。
| 調べた水筒 | 店頭価格 | 確認したAmazon価格 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 1つ目の商品 | 7,678円 | 7,112円 | Amazonのほうが安く、仕入れ見送りです |
| 2つ目の商品 | 6,578円 | 6,800円 | 価格差が小さく、仕入れ見送りです |
1つ目は、値下げ後の店頭価格よりAmazonのほうが566円安い結果でした。2つ目も差額は222円です。どちらも利益商品とは判断できませんでした。
「値下げしました」は、その店舗で以前より安くなったという表示です。ほかの販売先より安いという保証ではありません。この違いが、今回の水筒でははっきり出ました。
4. 活性炭:今回は探索を途中で打ち切りました
事前に確認した成功例では、活性炭の商品も紹介されていました。そこでは、1個あたり1,336円の利益が出る例として扱われていました。
ただ、この商品は、どのコーナーを探せばよいかを明確に絞り切れませんでした。広い店舗を回るうちに、こちらもかなり疲れてきます。
最終的に、活性炭を探し続けるのは断念しました。ここは正確に区別しておきたいです。活性炭の商品が店舗になかったと確認したわけではありません。十分に探し切れず、調査を打ち切ったという結果です。
商品を探し切れないほどの広さや疲労も、店舗せどりの実際の負担として無視できません。
5. 排水トラップ:対象売り場に値下げ札がありませんでした

洗濯機用の排水トラップも、事前の成功例で紹介されていた商品です。半額になっており、仕入れ価格976円という例でした。
実際に水栓・水道用品のコーナーへ行き、排水トラップも含めて確認しました。しかし、今回見た範囲では「値下げしました」の札がありませんでした。
この時点では、体感で35分ほど店内を歩いていました。広い売り場までたどり着いても、肝心の値下げ商品がなければ、今回の方法では仕入れ候補が生まれません。
同じチェーンの別店舗に、同じ値下げ商品があるとは限らない。この前提は、始める前に知っておきたいところです。
6. ミズノの安全靴:値引きされていてもAmazon相場とほぼ同じでした

最後に向かったのは、安全靴のコーナーです。ここには、ミズノの安全靴に「値下げしました」の札が付いていました。
元の表示価格は12,980円で、値引き後は1万円台でした。値引き額だけを見ると、期待したくなる商品です。
しかし、Amazon側では10,147円でした。店頭との間に十分な価格差はありません。こちらも利益は出ないと判断しました。
安全靴コーナーで確認した値下げ札付きの商品は、その商品だけでした。最後の候補も見送りです。残念ですが、値引き額が大きいことと、利益が大きいことは別でした。
今回の結果:利益商品は見つからず、3万円を増やす仕入れには至りませんでした

今回は、事前に整理した対象をもとに店内を回りましたが、利益を見込める商品は見つかりませんでした。活性炭については探索を断念しているため、6項目すべてを同じ深さで調べ切ったわけではありません。
つまり、予算3万円がいくらに増えたかという販売結果は出ていません。今回は、その手前の仕入れ段階で止まった検証です。
値下げ札はありました。それでも、調べた商品の多くはAmazonと同程度の価格か、Amazonのほうが安い状態でした。移動に30分以上、店内の調査にも30分以上をかけたうえで、この結果です。
これだけで「ホームセンターせどりは絶対に稼げません」と断定するつもりはありません。成功例を紹介した方が、実際に利益商品を見つけたことまで否定する話でもありません。
ただし、成功した店舗の結果を、ほかの店舗でもそのまま再現できるとは限らないことは、もっと強く伝えるべきだと思います。
値下げ札ではなく、仕入れ条件を確認する必要があります
「値下げ札を探す」という方法は分かりやすいです。ただ、それだけで3万円が増えるほど簡単ではありません。店舗せどりは、商品があるか、十分安いか、売れる根拠があるかという、不確実な条件の上に成り立っています。
今回いちばん伝えたいのは、「安くなっているから買う」ではなく、利益が残る条件を確認してから買うということです。値下げ札に期待するのはいいですが、最後は数字です。そこは、どの仕入れ方法でも外せません。
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