こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
リサイクルショップで商品を探し、利益が出そうなものを仕入れる。店舗せどりの手順だけを見れば、話はシンプルです。でも、売り場は仕入れをする人だけの場所ではありません。買い物をするお客さんがいて、商品を並べ、店を運営する人がいます。
今回、ある店舗せどりの手法を検証しようとしました。ところが、内容を確認するうちに、いつものように店舗で再現することはできないと判断しました。利益以前に、ほかのお客さんが気持ちよく買い物できるかを考えたかったからです。
「田舎で半自動化して月収80万円」という魅力的な話
きっかけは、50代でせどりを始めた方に密着し、田舎での半自動化や月収80万円を掲げた動画でした。タイトルだけなら、仕入れから販売までの仕組みに興味が湧きます。そこで、実際にどんな方法を紹介しているのか確認することにしました。
私は普段、紹介されたノウハウを整理してから現場で検証します。今回は事前に内容を書き出さず、その場で確認しました。ただ、確認していて気になったのは、商品の探し方よりも売り場での振る舞いでした。なお、掲げられた収入額や利益額そのものを、今回確認できたわけではありません。
気になったのは、レディース売り場でのリサーチと撮影

大阪・難波の店舗で、出演者がレディースの衣類を探す場面がありました。大きなリュックを背負ってラックの前に立ち、別の場面では靴売り場付近で会話を続けています。人通りのある店では、一組が売り場に長くとどまるだけでも、ほかのお客さんは商品を手に取りにくくなります。
ここで言いたいのは、男性がレディース商品を買ってはいけない、ということではありません。私の会社でもレディースの古着を扱います。ただ、社内で仕入れた商品を仕分けることと、一般のお客さんが利用する売り場で撮影しながら長くリサーチすることは別の話です。問いたいのは性別ではなく、その場を使う人への配慮です。
さらに気になったのが、陳列されている衣類の向きを変え、通路で商品について話し込む場面です。検討するために商品を手に取るとしても、売り場の見やすさを変えたり、通路での買い物を妨げたりしていないか。一度立ち止まって考える必要があります。
この手法は、店舗では検証しません
私は、せどりの方法を批評するとき、実際に試して確かめることを大事にしてきました。それでも今回は、店舗で同じことをして検証するのはやめます。再現すること自体が店やお客さんの負担になりかねず、紹介すれば興味本位で同じ行動をする人を増やす可能性もあるからです。
この場面だけで、店舗側の許可の有無や、法令・店のルールへの違反を断定するつもりはありません。ただ、「禁止と確認できなければ何をしてもいい」という考え方にも賛成できません。転売で利益を追うほど、店の営業や、普通に買い物をしたい人への影響を見落としてはいけないと思います。
せどりの発信にも同じ責任があります。「このやり方で稼げた」と勧めるなら、仕入れ値や販売価格だけでなく、その方法を多くの人がまねしたとき、売り場がどうなるかまで考えたいところです。
店頭で探す以外の古着販売という選択肢
店舗での仕入れに頼らず、古着を販売する方法もあります。私たちが運営する会員制の古着卸サービスでは、販売用の商品を自宅に届けています。写真撮影などを代わりに行うサービスも用意しています。
今回の店舗せどりの手法は、私は再現しません。藤本さんにも、この判断について言い分があると思います。意見が違うなら、実際の物販の取り組みを通じて話せればと思っています。
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