こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
「古着はリサーチが大変」「返品が多そう」「ライバルだらけ」。古着物販を調べると、こうした意見に出会います。実際に取り組んでいても、不安になることはありますよね。
ただ、古着物販をひとくくりにして「やめとけ」と結論づけるのは早いです。同じペットボトルでも、横から見れば円柱のように見え、底から見れば円に見えます。仕入れ方や作業の進め方が違えば、古着物販の見え方も変わります。
1. 「JANコードがないからリサーチに時間がかかる」
これは、店舗で一着ずつ仕入れるなら、その通りです。古着にはJANコードで簡単に商品を特定できないものが多く、店頭で売値を調べ、利益が出るか判断するには時間がかかります。
でも、それは古着物販そのものの問題というより、店舗仕入れという方法の課題です。私たちの古着卸サービスでは、仕分けスタッフが商品を選び、リサーチした古着を自宅へ届けています。この方法なら、利用する方が店舗を回って一着ずつ調べる工程は省けます。
もちろん、卸を使う場合も、届く商品の条件や仕入れ価格を確認することは必要です。「リサーチが面倒なら、リサーチに時間をかけない仕入れ方を考える」。まずはそこからです。
2. 「クレームや返品が多そう」
「多そう」は、まず印象の話です。古着のクレームや返品がほかの商品より必ず多い、と決めつけることはできません。一方で、中古品を扱う以上、状態の認識違いなどに備える必要はあります。
私が重視しているのは、問題が起きたときの対応を仕入れ原価とあわせて考えることです。たとえば、4,000円で仕入れて15,000円で売る掃除機なら、返品時に送料を負担してでも商品を回収したいでしょう。私たちの卸では一着250円から扱っているため、商品によっては返送料が原価を上回ります。
その場合は、返送を求めずに対応を終えるという選択肢もあります。ただし、購入者との合意や取引サービスのルールを無視してよいわけではありません。出品時には状態を伝え、トラブル時にはメルカリの公式ヘルプなどで適用される手順を確認してください。
3. 「古着は汚い、臭い、ほこりっぽい」
大量の古着を仕分ければ、ほこりは出ます。私たちの倉庫でも、選別作業があるため空気清浄機を複数台入れて対策しています。この懸念を「気のせい」で片づけるつもりはありません。
ただ、倉庫で大量に仕分ける仕事と、自宅に届いた商品を販売する仕事は別です。卸で選別済みの商品を仕入れるなら、自宅で大量の古着をかき分けて探す必要はありません。
とはいえ、届いた服の状態確認は大切です。においや汚れが気になる商品もあり得ますから、出品前に確認し、状態を正直に伝えましょう。
4. 「ライバルが多い」
リサイクルショップへ行くと、古着を調べている人を見かけます。店舗で利益の出る商品を探すなら、仕入れのライバルが多いと感じるのは自然です。
ここでも分けたいのは、仕入れで競う話なのか、販売で競う話なのかということです。私たちの倉庫には販売候補となる古着が数多くあり、私自身は、商品を出品する人にはまだ余地があると感じています。ただし、これは私たちの現場から見た感覚で、市場全体の需要や売れ行きを保証するものではありません。
店舗でほかの仕入れ手と同じ商品を奪い合うのが負担なら、卸を含め、仕入れ先を変える方法があります。「ライバルが多いから無理」ではなく、「どこで競争しているのか」を見てください。
5. 「薄利多売になる」

ユニクロやGUの古着が1,000円台で売られているのを見ると、利益を積み重ねるには大量に売るしかないと思うかもしれません。でも、古着の価格帯は一つではありません。
ゲームソフトにも数百円で売れるものと高値で売れるものがあるように、古着にも手頃な商品と、1万円を超える価格で売られるブランド品があります。扱う商品を変えれば、客単価を上げ、薄利多売を避ける方向も選べます。私たちも高単価の商品を扱うパックを用意しています。
もう一つ、薄利多売が必ず悪いとも思っていません。作業を自分一人で抱えず、外注化できるなら、販売数を増やす方法もあります。私たちの会社ではパートスタッフ2名体制で販売作業を進めており、1日あたり約10万円の利益を維持していると紹介しています。これは私たちの事例であって、誰でも同じ結果になるという意味ではありません。
6. 「採寸や撮影が面倒」

これには素直に同意します。古着は一着ずつサイズを測り、写真を撮り、価格を考えて出品します。型番で商品を特定しやすいものと比べると、手間がかかります。
店舗やネットオークションなどで仕入れて、採寸も撮影もすべて自分で行うなら、なおさらです。そこで私たちは、採寸と写真撮影を済ませ、データ付きで納品する「楽ちんパック」を用意しています。商品が届いたら、用意された情報を確認して出品する形です。
面倒な作業が存在しないわけではありません。その作業を誰が担当するかを変えられる、という話です。
結局、古着物販はやめた方がいいのでしょうか?
店舗を回り、一着ずつリサーチし、持ち帰って採寸と撮影まで全部自分でやる。その方法なら、今回挙げた不安のいくつかは実際に大きな負担になります。「古着物販は楽勝です」とは言いません。
でも、負担の原因が仕入れ方や作業工程にあるなら、方法を変える余地があります。リサーチ済みの商品を卸から仕入れる、採寸や撮影を任せる、高単価の商品を扱う、販売作業を分担する。自分に合う組み合わせを考えればいいんです。
「古着物販はやめとけ」という言葉だけで判断せず、何が大変で、その負担を自分はどう扱うのかを見てください。判断するのは、そのあとで十分です。
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