こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
物販には本当にいろいろな手法があります。「昔は稼げた」という話と、「今から始めるなら何を選ぶべきか」は別問題です。
大事なのは、利益が出る可能性だけではありません。必要資金、キャッシュフロー、競争環境、法的な安全性、営業力、国際情勢まで含めて、自分が継続できる方法かを見なければいけません。
今回は2026年時点の物販手法を、忖度なしで4段階に格付けします。
- 今すぐやれ:条件が整っていれば、積極的に取り組む価値が高い手法です。
- 条件付きでOK:資金力、スキル、経験などがある人なら選択肢になります。
- やる価値なし:誰かが稼げる可能性はあっても、多くの人に勧めにくい手法です。
- 地獄絵図:法的リスクや構造的な問題が大きく、手を出すべきではない手法です。
これは万人に同じ答えを押し付けるための表ではありません。とはいえ、初心者が「何となく稼げそう」で選ぶと危ない手法もあります。まずは全体像を見てください。
2026年版 物販手法ティア表の結論

| 評価 | 物販手法 |
|---|---|
| 今すぐやれ | 中古卸物販 |
| 条件付きでOK | 中国輸入、Amazon刈り取り、出張買取 |
| やる価値なし | 古物市場、eBay輸出 |
| 地獄絵図 | メルカリ仕入れ、店舗せどり |
やる価値なし:古物市場
古物市場は、稼げる人がいること自体は否定しません。ただ、これから普通に物販を始める人へ勧めるかと聞かれたら、答えはやる価値なしです。
理由は明確で、人を選びすぎます。古物市場で戦えるのは、たとえば次のような人です。
- 現金をかなり持っている人
- コミュニケーション能力が高い人
- 地元の古物市場関係者とすでにつながりがある人
- その市場の空気や商習慣を理解している人
古物市場は、新規参入者にとって入りやすい環境とは限りません。村社会のような雰囲気があり、新しい人を歓迎しない空気がある市場もあります。
加えて、仕入れには現金が必要です。購入時に手数料がかかることもあり、キャッシュフローも決して良くありません。精神的にも削られやすいので、初心者が無理して選ぶ必要はないと思います。
条件付きでOK:中国輸入
中国輸入は、日本人が個人で行う前提なら条件付きでOKです。
中国から商品を仕入れられれば、日本国内よりかなり低い価格で仕入れられる可能性があります。AmazonでOEM商品を展開し、上位表示まで持っていければ、大きな利益になることもあります。
ただし、ここには見落とされがちな条件があります。
中国輸入で必要になる条件
- OEMの発注費用を先に払える資金力
- 商品開発や販売実績が崩れても耐えられる余力
- 中国語でのコミュニケーション、または信頼できる体制
- 中国ビジネスの商習慣への理解
- 国際情勢や通関リスクを受け止められること
中国輸入は、中国人セラーが圧倒的に有利な領域でもあります。中国で商品を買い付ける側が、中国語も現地の事情も分かっているからです。
さらに、自分で見つけて育てた商品にライバルが後乗りしてくると、それまでにかけた商品開発費、時間、労力が無駄になる可能性があります。日中関係などの国際情勢によって通関に影響が出ることもあります。
資金に余裕があり、中国語ができる、または中国でのビジネスに慣れているなら検討の余地はあります。ただ、多くの個人にとっては、簡単な選択肢ではありません。
地獄:メルカリ仕入れ
メルカリ仕入れは、はっきり言って地獄です。
本人確認ができない相手からの仕入れには、法的な問題が絡みます。仕入れ元の確認が取れない以上、リスクが大きすぎます。ここは利益率やリサーチ力の話ではありません。
メルカリで仕入れる方法は選ばないことです。
条件付きでOK:Amazon刈り取り
Amazon刈り取りは、価格推移を確認しながら、安いタイミングでまとめて仕入れ、価格が上がったら売る手法です。Keepaなどで価格推移を見て実践するイメージですね。
これは条件付きでOKです。商品が高くなるまで待つ必要があるため、仕入れ資金がその間ずっとロックされます。
つまり、利益が見込めても、資金回転は良くありません。
- 手持ち資金に余裕がある人
- 融資などで必要な資金を確保できる人
- 長めの在庫保有を前提に資金管理できる人
こういう条件を満たすなら、取り組んでもいいと思います。逆に資金が少ない状態で始めると、売上が立つ前に資金が詰まる可能性があります。
地獄絵図:店舗せどり
店舗せどりは、もう地獄です。これは長く語る必要もないくらい、構造的に厳しい状態です。
店舗せどりが厳しくなっている理由は、一つではありません。
- ライバルが増えています。
- 情報商材やコンサルを売る人も増えています。
- 新規参入者も増えています。
- 店舗へ商品を売る人は減り、中古商品の供給は少なくなっています。
- 店舗の家賃や人件費は下がっていません。
- 中古商品の買取価格、つまり仕入れ価格は上がりやすくなっています。
- ネット相場に価格を合わせる店舗が増えています。
- AIなどでネット相場との比較もさらに簡単になっています。
要するに、ライバルは多い、商品は少ない、仕入れ値は高い、相場のズレは減っているという状態です。冷静に見れば、利益が残りにくくなるのは当然です。
「まだ店舗せどりはいける」と言う人もいるかもしれません。しかし、今から始める人がわざわざこの環境に飛び込む意味はありません。店舗せどりで疲弊するくらいなら、もっと条件の良い仕入れ方法を選ぶべきです。
今すぐやれ:中古卸物販
中古卸物販は、ポジショントーク抜きで今すぐやってほしい手法です。
利益が見込める商品が自宅に届き、あとは販売するだけです。特に古着を含む中古商材は、利益率を確保しやすく、作業の外注化もしやすい特徴があります。
仕入れのために店舗を回り続ける必要がなく、商品探しに時間を使い切る必要もありません。仕入れを整えた上で、販売作業に集中できるのは大きな強みです。
もちろん、資金ゼロではできません。これは中古卸物販に限らず、商品を仕入れて販売する物販全般に言えることです。最低限の仕入れ資金は必要になります。
ただ、現金が極端に少ない状態でなければ、中古卸物販は検討する価値が高いです。仕入れの効率、利益率、外注化のしやすさを考えると、今の環境ではかなり合理的な選択肢です。
条件付きでOK:出張買取
出張買取は、完全にダメな手法ではありません。ただし、条件付きでOKです。
最大の条件は、先に現金が必要になることです。
出張買取では、集客のために広告を出します。Google広告などで広告費を使うこともあります。そして、お客さんのところへ行き、商品を買い取る時にはその場で現金が必要です。
「後払いで買い取らせてください」は基本的に通用しません。広告費も仕入れ資金も先に必要になるため、クレジットカードで仕入れを回してきた店舗せどり経験者には、かなり厳しいケースがあります。
買い付け用の現金がしっかりあるなら、出張買取は選択肢になります。しかし、必要なのは資金だけではありません。
出張買取は営業活動です
出張買取では、お客さんの前で価格交渉をし、「ほかに買い取れるものはありませんか」と提案する必要があります。これは完全に営業です。
交渉や接客が苦手な人には、精神的な負担が大きいと思います。せどりはできても、出張買取の営業は無理という人は普通にいます。
現金があること、営業を苦にしないこと。この2つを満たせるなら取り組んでもいい手法です。
やる価値なし:eBay輸出

eBay輸出は、少し前なら条件付きでOKにしていたかもしれません。しかし、今の状況を考えるとやる価値なしです。
理由は為替と関税です。とくにドル建てで販売する輸出では、円相場の変動が売上に直接響きます。
たとえばアメリカで1,000ドルの商品を販売したとします。送金手数料などを除いて単純化すれば、1ドル200円なら20万円が入ります。一方で1ドル100円なら、入る金額は10万円です。
同じ1,000ドルの売上でも、円相場によって日本円での受取額は大きく変わります。1ドル100円は、1ドル200円と比べれば円高です。円安に動くほど、輸出側の円換算売上は増えます。
企業規模が大きくなるほど、為替の影響は大きくなります。以前、メーカーで貿易に関わっていた経験からも、1円の為替変動だけで売上が大きく変わることを実感しています。
さらに、関税が上がるリスクもあります。トランプ関税のような政策要因まで考えると、利益計算を自分でコントロールしにくい要素が多すぎます。
副業の選択肢がeBay輸出しかないなら、何とか工夫して取り組むという考え方もあるでしょう。しかし、物販には他にも選択肢があります。あえて為替や関税の大きなリスクを背負う必要はない、というのが結論です。
物販手法は「稼げるか」だけで決めないでください
今回の格付けで言いたいのは、過去に稼げた方法をそのまま追いかけるな、ということです。
市場環境は変わります。店舗せどりのように、以前は成り立っていた手法でも、競争、仕入れ、相場、コストの変化で構造的に厳しくなることがあります。
逆に、中古卸物販のように、仕入れの負担を減らし、販売や外注化に集中しやすい方法は、今の環境に合っています。
物販を始めるなら、次のポイントを必ず見てください。
- 仕入れに必要な現金はいくらか
- 売れるまで資金がどれだけ拘束されるか
- 初心者でも再現しやすいか
- ライバル増加や相場変動に耐えられるか
- 法律や本人確認の面で問題がないか
- 営業力や語学力など、特殊な能力が必要か
- 作業を外注化できるか
中古卸サービスなら、仕入れ後は販売に集中できます

中古卸物販では、利益が見込める商品が自宅に届き、あとは売るだけという形を作れます。クレジットカードで仕入れられることも、キャッシュフローの面では大きなメリットです。
いとう社長古着卸サービスでは、スタッフが商品撮影、採寸、データ付けまで行った状態で納品する「楽ちんパック」もあります。販売用の商品データまで整った状態なら、さらに作業負担を抑えられます。
店舗を回ってリサーチを続け、仕入れに疲弊する物販から抜けたい方には、中古卸物販はかなり現実的な選択肢です。
気になった方は記事下の公式LINEを登録してみてください!
=======
この記事を動画でじっくり見たい方はこちらをチェック



