【まるで教科書】セット本せどりのリサーチ・検品・梱包を徹底解説!
こんにちは。
伊藤です。
今回のテーマはセット本せどりです。
何を隠そう、私はセット本せどりから、せどり人生をスタートさせました。セット本に特化した仕入れをしたところ、せどり開始45日で月収30万円というハイペースで成果を出すことができました。もちろん、このとき仕入れていた商品のほとんどがセット本です。
今回はセット本せどりを愛する私が、ガチでセット本せどりのノウハウを大公開していきます。仕入れ手法から実際に利益が出た商品も載せるので、ぶっちゃけ有料教材買わなくても、これだけ見ればセット本仕入れはOK! そんな教科書みたいな記事です。
せどりで思ったような成果が出ていない、そんなあなたにこの記事を読んでもらいたいです。
- せどり初心者の人
- せどりをやっているけど、なかなか思うような仕入れができない人
- ブックオフに仕入れに行くけど、何も仕入れできない人
- せどり月収10万円以下で低迷している人
それではセット本せどりの全てを大解剖していきましょう。
目次
セット本せどりってなに?その疑問を解決します
まずそもそもセット本せどりって何でしょうか?
- バラ売りされている本をセットにして販売する
- すでにセット状態で売られている本を仕入れて販売する
この2パターンのみです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
セット本の売り先などについても、まずはザックリ解説していきますね。まずはここでセット本せどりの全体像を掴みましょう。
バラ売り→セット販売
ブックオフの場合、単Cという100円棚にあるコミックを仕入れてきて、それをセットにして販売する方法です。具体的にはコチラの動画のようなイメージですね。
バラ売りコミック仕入れ動画
こうやってバラ売りされているコミックを仕入れていくんですが、今回の動画のように運良く全巻揃っていることもあれば、売り場に全巻揃っていなくて、別の店舗もしくはネット仕入れで抜け巻を集める場合もあります。
抜け巻仕入れの方法については、後ほど解説していきますね。
セット状態仕入れ→販売
もうひとつのセット本仕入れの方法が「セット状態」にして販売されているセット本を仕入れることです。バラ仕入れよりも圧倒的にカンタンですが、店舗によってはセット状態でコミックを販売していないところもあるので、そういった店舗ではバラ仕入れをやるしかないです。
具体的にはこんな動画のように、セットとして販売されているコミックを狙ってリサーチしていきます。
セット状態で販売されているセット本仕入れの動画
- バラ売りをセットにする、セット状態で売っているもの、セット本仕入れはこの2パターンのみ
- バラ売りコミックの場合は、抜け巻仕入れも視野に入れましょう
セット本せどりのメリット・デメリット
私は全てのせどり手法の中で、セット本せどりが最もカンタンで、その反面、最も手間がかかる手法だと思っています。
何事もチャレンジするにはメリットとデメリットを把握してから始めたほうが良いですからね。こちらでセット本せどりのメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
セット本せどりのメリット
メリットはこんな感じです。
- リサーチ対象が限られているので、やればやるほど利益商品を覚えてくる(強くなれる)
- 他のジャンルに比べて手間がかかる(これはデメリットだけど、、、)のでライバルが少なめ
- ビーム不要(そもそもJANコードがついてないので使いようがない)
私自身の実体験なんですが、最初は利益商品が全然分からなかったので、ほぼ全てリサーチしてたのですが、1ヶ月くらい経過すると利益商品を覚えてきて、背表紙の模様で30種類くらいは仕入れができるようになっていました。
セット本せどりのデメリット
一方でデメリットはこんなところ。
- 値札剥がしが面倒
- 梱包が面倒
- 重い
仕入れはカンタンですが(正確にはカンタンになってくる)、圧倒的に検品・梱包が面倒です。検品は後から詳しく解説しますが、ラベル剥がし→本に破れがないかチェック→クリスタルパック梱包→写真撮影、こんな作業が必要になってきます。
新品せどりメインでやっている方なら発狂するんじゃないかwっていうくらいの、作業ボリュームですね。
デメリットを解消するには外注化すべし!
デメリットを書いたんですが、これを解決するカンタンな方法があるんです。
別に自分で梱包しなけりゃいいんです。
仕入れは楽しけど、検品・梱包・FBA納品が面倒だよね。気乗りしない作業は全部外注化したらいいよ。
ぶっちゃけ言うけど、セット本の梱包3回くらいしかやったことないです。外注化したら手取りが減る云々言う方は、どこかで作業時間が足りなくなって頭打ちになりますよ。外注化すると家も綺麗になるよ
— いとう社長@3度のどん底から這い上がった漢 (@hirokazuito0821) May 15, 2019
サクッと外注化してしまうのも、良い手段だと思います。こうすれば仕入れだけやってればOKになります。こうなるとかなり強いです。
- セット本はリサーチすればするほど、利益商品のタイトルを覚えてきます。
- 仕入れがカンタンな反面、検品・梱包に時間がかかりすぎるのがデメリット
- セット本で稼ぐなら、ラベル剥がし・クリスタルパック梱包などは外注化を考えましょう。
セット本せどりで稼いだ私の道のり大公開
私の過去記事を振り返りながら、セット本せどりで稼ぐ道のりを見ていきましょう。セット本せどりって本当に稼げるんだ!っていうのが分かって頂けると思います。
セット本せどり初日
始めた直後ですが、ひたすら「◯◯(セット本のタイトル)+セット」と検索して利益商品を発掘しています。初日から利益商品が見つかったので、これに味をしめて、セット本せどりにのめり込んでいったんです。
セット本せどりの外注拠点(というか実家)立ち上げ
セット本のデメリットのところで、検品・梱包が面倒っていうことを書きましたが、私の場合はセット本を始めて1週間目くらいに全て外注化しました。といっても両親にお願いしたんですが、これで圧倒的に仕入れに集中できる環境が整いましたね!
初回FBA納品の様子
セット本の販売はFBA納品が基本です。というか、Amazon物販全般そうですが、FBA納品以外に大きく稼ぐ手段は無いです。だって売れたら、ちまちま自己発送って罰ゲームだと思ってます(あっ、かなり私の主観ですが、そう思ってる人は多いと思います)。
仕入れが面白いくらいできて、あっという間に100セット納品
セット本せどりって、慣れてくると仕入れが圧倒的にカンタンなんです。検品を外注化していたので、100セットとかすぐに集まって、これまた一気にFBA納品していきます。
圧倒的に仕入れができるので、遠征仕入れで800冊弱仕入れます
今思えば力量はまだまだでしたが、せどり初心者の私が見たら腰抜かすくらいの量を遠征で仕入れてます。セット本せどりはある程度継続すると、目利きで利益本が分かるようになってくるので、リサーチ時間はどんどん短縮していきますね。
あっという間に300セット納品です
ここまでお読み頂ければ分かると思いますが、セット本の成長曲線って、ちょこっとやるだけでも、ググッと伸びると思います。ぶっちゃけここまで書いても、やる人は少ないので、この記事を読んで実際に手を動かす人がいたら、高確率で勝てますね。
せどり開始45日で月収30万円達成です【ほぼセット本だけ】
セット本に特化して、あとはブックオフでちょこっと雑誌・プラモをついでに仕入れて、せどり開始45日で月収30万円達成です(Amazonは27万円利益、メルカリで3万円です)。
売上に占めるセット本の割合は90%くらいなので、ほぼセット本を仕入れて、外注さん(両親)に値札剥がし・梱包してもらって、FBAで売って、これだけで気づいたら月収30万円超えてたんですよね。
- セット本に特化したら、仕入れができるようになった
- やればやるほど仕入れができるようになって、気づいたら300セット納品してたw
- ほぼセット本で、せどり開始45日で月収30万円稼げた!
セット本せどりの仕入れ手法
セット本せどりの全体像が分かったところで、ここからは超具体的に仕入れ手法を解説していきます。これだけ読んでおけば、月収10万円くらいなら仕入れるようになると思います。もちろん、本気で行動したらの話ですが。
どこで仕入れるか?
セット本せどりの仕入先は以下のようになります。もちろんブックオフがメインの仕入先にはなりますが、それ以外にも仕入先はありますし、中古コミックが売ってたらどこでも仕入れることは可能です。
- ブックオフ
- 古本市場
- その他リサイクルショップ
- ツタヤ・ゲオ(レンタル落ちコミック狙い)
穴場なのはレンタル落ちコミックですね。レンタルコミックを扱っている店舗では、ちょっとくたびれてきたような商品は「レンタル落ち」として販売することが多いです。かなり格安で売られているので、是非狙ってみてくださいね。
どうやってリサーチするか?
セット本のリサーチについて解説する前に、非常に大切なことを覚えておきましょう。セット本にはJANコードが無いので、リサーチアプリでピッとリサーチすればモノレートが出てくる、、、そんなカンタンにはいきません。
とはいえ、リサーチの方法はカンタンです。「◯◯(セット本のタイトル)+セット」とモノレートで直接検索すれば、リサーチしたいセット本のモノレートにたどり着くことができます。
モノレートを使ったリサーチ方法はコチラの記事で解説しています。
プライスターのキーワード検索はかなり優秀です
先ほど解説したモノレートを使ったリサーチ方法では、カタログ(Amazon商品ページ)が複数出てきて、なかなか目的のカタログにたどり着けないということも起きてきます。
これはモノレートのキーワード検索能力がちょっと、、、(察してください)だから起きる現象なんですよね。ですが、いざ店頭でリサーチしようとすると、目的のカタログがなかなか見つからないとストレスですし、店舗滞在時間がどんどん長くなってきて疲れてきます。
そんなときにオススメしたいのが、プライスターのアプリですね。プライスターのキーワード検索能力はかなり優秀なので、リサーチしたいセット本のモノレートを一瞬で見つけることができます。
プライスターを使ったリサーチ方法はコチラをご覧ください。
プライスターってなに?っていう方はコチラの記事がオススメです。
リサーチに時間がかかるなら、写真を撮って自宅で検索してもOK
プライスターを使えば、セット本のリサーチ時間を大幅に短縮できるということは先ほど解説しました。しかし、キーワードで検索することに変わりはないので、JANコードをアプリで読み込んでいく通常のリサーチと比較すると時間がかかります。
特に店舗のリサーチで時間がかかると足が疲れてくるし、なんかボーッとしてくるんですよね。そんなあなたにオススメの方法があるんです!
こちらのツイートをご覧ください。
初心者の頃のセット本ってリサーチするの大変だよね、利益商品の知識もないから、ほぼ全部リサーチしないといけない。特に店舗でリサーチしてると足が疲れるし、、、
そんなときは棚の写真を撮って、自宅PCでリサーチすると捗りますよ。単Cで一冊100円だから、仕入れ判断も簡単! pic.twitter.com/3IvNS4ZGZj
— いとう社長@3度のどん底から這い上がった漢 (@hirokazuito0821) June 14, 2019
本棚の写真を撮影してきて、夏場ならクーラーかけて、アイス食べながら自宅でリサーチしましょう。これをやると、だいぶ商品知識が身につくのでオススメです。なるべく自宅近くの店舗でやりましょうね。利益商品を見つけたら回収に行く必要がありますから。
コンディションは良ければ良いほど高く売れます
セット本を仕入れるなら、1円でも高く売らなければ意味がないです。せどりというのは「1円でも安く仕入れてきて、1円でも高く売る」という単純な仕事なので、セット本の場合もこの例に漏れず、どうしたら高く売れるか?を常に意識しましょう。
セット本に限らず中古商品全般そうなのですが、コンディションが良ければ高く売れます。コンディション「可」より「良い」、「良い」より「非常に良い」の方が高く売ることができます。つまり、コンディションの良いセット本を仕入れれば高く売れるっていうことですね。
特にブックオフの単Cコーナーを見ていると思うんですが、小口が茶色くなっている本が多いですよね。Amazonのコンディションで「可」くらいでしか出せないようなセット本も多いです。
同じ本が2冊並んでいたら、よりキレイな本を仕入れる。こうしたことを意識するだけでも、より高く売れるセット本を作っていくことができますよ。セット本のコンディション設定が不安な方は、コチラの記事に目を通しておきましょう。
抜け巻は出ます!どうやって管理をしていくか?
セット本せどりをやっていると、抜け巻をどうやって管理するか?で頭を悩ませる方が多いです。ブックオフで他のせどらーさんを観察していると、メモ帳に手書きで管理している人もいますが、これは効率が悪いです。
抜け巻管理については有料ツールもいろいろあるようですが、ハッキリ言って、そんなツールは不要です。無料で十分対処可能です。プライスターはオススメのツールですが、何でもかんでも有料のツールを使えば良いというわけではありません。Evernoteというメモツールを使えば、スマホでもPCでも抜け巻をメモすることができますし、外注さんに共有することもできるので便利です。もちろん無料で使えます。
抜け巻仕入れの効率的な方法
抜け巻を探しても、どうしても見つからないときってありますよね。今からセット本せどりにチャレンジされる方も、慣れてきたら必ずこの問題に直面します。
せどりというのは、仕入れるだけでは利益は出ません。当然ですが、仕入れた商品をAmazonに納品して、その商品が売れることが売上が入金されます。そしてこの入金額と仕入れ(正確には諸経費を加えたもの)の差額が利益ということになります。
つまり、抜け巻込の状態で自宅に保管しているだけでは、ただの不良在庫なんです。まず、このあたりを軽視しているセット本せどらーの方も多いので要注意です。仕入れた商品は売らなければ1円にもなりません。むしろ、仕入れ資金を使っている分だけ、赤字状態なのです。
基本的に抜け巻は店舗で探していきますが、どうしても見つからないときは、やや仕入価格は割高になりますが、サクッと抜け巻を見つける方法もあります。ネットで仕入れをすればいいんです!
ネット仕入れの場合、いろんな中古本を扱うショップがありますが、かなり値段がバラバラなので、最も安いショップを見つけて仕入れをする必要があるんです。
前置きがちょっと長くなりましたが、「書籍横断検索システム」を使えば、効率よくネット上で抜け巻を見つけることができます。もちろん、普通に店舗で見つかる場合は店舗仕入れを優先して、どうしても見つからない!という場合だけ、使っていきましょう。
セット本の検品・梱包・出品、気になることを全部解説します
新品せどりの場合、仕入れたら値札を剥がしてAmazon納品するだけなんですが、セット本せどりの場合は仕入れたあとにひと手間加える必要があるんです。ここを頑張っておくと、より早く、より高値でご自分の商品を売ることができるので、手抜きせずにやっていきましょう!
値札剥がし
これは新品商品も同じなんですが、仕入れた商品は値札を剥がす必要があります。
値札剥がしにドライヤーを使う方もいますが、これは時間がかかるのでオススメしません。あと、スプレータイプの値札剥がしも、部屋に変なニオイが充満するのと、長時間作業すると気持ち悪くなることもあるので(実体験)オススメできませんね。
なので、私と私の外注さん(両親)が実際にやっている方法をご紹介します。詳しくは以下の記事を見ていただきたいんですが、ハケ塗りタイプの値札剥がしを使う方法ですね。
※注意点※
ブックオフなどで「セット状態」として梱包されているセット本については、一度ご自宅で開封して、検品することをオススメします。値札が剥がされているという保証は無いですからね。
これ、よく質問されるんですが、値札付きの商品がお客さんに届いたら「転売ヤー(以下略)」のように大変なことになりますから。
セット本の梱包方法
セット本を仕入れたら、バラバラの状態では納品できないので、セット状態に梱包する必要があります。クリスタルパックというフィルムにセット本を包んでいきます。
詳しい方法はコチラの記事をご覧ください。
ラベル剥がしもセット本の梱包も、自分で何回かやったら外注化してしまった方が良いです。これは断言します。せどりで最もノウハウが必要なのが「仕入れ」なので、特に副業でせどりをやっているなら、いかに「仕入れ」の時間を確保するかが大切です。
セット本の写真撮影
ここまでの作業お疲れ様でした。いよいよ最後の工程です。セット本の写真を撮影しましょう。Amazonに出品する際は、必ず写真を載せておいた方が良いですからね。
写真を添付するメリット
- ライバルと差別化できるので、より売れやすくなる
- 写真ナシのライバルよりも、高く販売できることが多い
- 「◯巻」無かったです、というクレームが来たときに、写真と照合して確認できる
写真を添付するメリットは多いので、必ず撮影してAmazonの商品ページに掲載するようにしましょう。詳しい手順はコチラです。
私が販売して実際に利益が出たセット本をご紹介します
ここまでの解説を読んで頂けたら、実際にセット本仕入れはできるようになっているはずです。せっかくここまで記事を読んで頂いた方に向けて、私からささやかなプレゼントがあります。
私が実際に販売してきたセット本の一部をご紹介しますので、是非明日からのリサーチに役立ててくださいね。
もっとご覧になりたい方は、コチラ(利益商品公開カテゴリーです)をご覧くださいね。
まとめ
セット本せどりについて、おそらく他にないくらいのボリュームで解説しました。ぶっちゃけ、これを読めば他の有料教材はいらないくらいの内容なので、何回も読み返して仕入れに行ってみてくださいね。
セット本せどりに限らず、せどり全般に言えることですが、せどりは継続すればするほどリサーチも短時間でできるようになっていきます。辛いのは最初だけなので、まずは継続することを意識してやっていきましょう。応援しています!