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【脱店舗せどり】7000円の商品が1000円で買える!?いとう社長卸の卸価格が脅威的に安かった

こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。

古着を仕入れるなら、リサイクルショップを回るのと、卸サービスを使うのとでは、どちらがお値打ちなのでしょうか。

私の答えは、もちろん卸です。ただ、「うちのほうが安いです」と言うだけでは、納得できないですよね。そこで今回は、実際に当社が1着1,000円で卸販売している古着を取り出し、セカンドストリートの価格と比較しました。

ところが、店舗に行く前から一つ問題がありました。古着は一点物です。倉庫から出した服と同じブランド、同じ形の商品が、行った先の店舗に都合よく置いてあるのでしょうか。価格差だけでなく、そんな仕入れの現実も含めてお伝えします。

目次

古着の卸が店舗より安く販売できる理由

倉庫に積まれた古着の袋を指し示す男性

当社の「いとう社長卸」は、会員制の中古商材卸販売サービスです。今回の検証時点では、法人のお客様も含めて約500社・名にご利用いただいており、毎月10人から20人ほど会員が増えています。

主に扱っているのは古着です。倉庫に集まった古着を仕分けし、会員の皆さんに卸販売しています。

卸価格はグレードによって異なり、大きく分けると次の二系統です。

  • 1着250円程度からの古着
  • 1着1,000円で販売している古着

商品によっては、それより高い価格で出すこともあります。今回比較するのは、後者の1着1,000円の商品です。250円の古着と1,000円の古着を、同じ条件の商品として扱うわけではありません。

そもそも店舗の販売価格には、商品そのものの仕入れ代だけでなく、人件費や家賃などの経費が乗っています。国道沿いなどに店舗を構えれば、その場所を維持する費用も必要です。

当社は、そうした小売店舗と同じ形の経費をかけていません。さらに、店舗より上流から仕入れることもあります。仕入れルートと経費の構造が違うから、その分を卸価格に反映できるということです。

私が店舗せどりから離れることを勧めているのも、この仕組みがあるからです。とはいえ、理屈だけで終わらせず、実物で確かめることにしました。

比較する古着を準備。ただし、同じ商品探しは簡単ではありません

黒い服のNEIGHBORHOODタグと1着1,000円の字幕

まずは倉庫から、実際に1,000円で卸している古着を出しました。

最初に出てきたのは、NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)の服です。タグを確認すると、確かにそのブランド名が付いています。こちらも1着1,000円で販売している商品です。

ほかにも、SEE BY CHLOÉ(シーバイクロエ)のジャケット風の服や、CANADIAN SWEATER(カナディアンセーター)のニット、GIVENCHY(ジバンシィ)のスカートなどが出てきました。

カナディアンセーターは、厚みのある編み地と柄が特徴的な商品でした。こちらも今回の卸価格は1,000円です。

ここで私が気になっていたのは、「安いかどうか」より、まずそのブランドの商品が店舗にあるのかということでした。

ユニクロのようによく見かけるブランドなら、探しやすいでしょう。一方で、NOBLE(ノーブル)の特定の商品や、ジバンシィのスカートを狙って探すとなると、話は違います。古着にはJANコードの付いていないものもあり、同じ商品を機械的に照合するのも簡単ではありません。

この段階で、セカンドストリートのオンラインストアと比較すればよいのでは、と提案しました。しかし、今回は実店舗で確認する企画です。結局、店舗まで出向くことになりました。

片道約40分かけて店舗へ。価格比較の前に在庫探しで苦戦しました

衣類ラックが並ぶ店舗内でスカートを探す男性と検索中の字幕
価格を比べる前に、比較できる商品を見つける必要があります。

向かったのは、大きなセカンドストリートです。会社から高速道路を使って、約40分かかりました。

まずカナディアンセーターを探そうとしましたが、今回確認した売り場では、目的のメンズのセーターコーナーが見つかりませんでした。そこで次は、ジバンシィのスカートを探します。

ところが、店内には大量の古着があります。その中から特定のブランド、さらに特定の種類の服を探すのは、やはり簡単ではありません。

これは、その店舗に良い商品がないという話ではないです。「倉庫にあるこの服と比較したい」という目的に合う在庫が、その日にあるとは限らないということです。

しばらく店内を探し回りましたが、今回の比較に使える商品を見つけることはできませんでした。そこで、最終的にはオンラインで比較する方針に切り替え、車に戻って価格を確認しました。

最初からオンラインで調べれば早かった、というのが正直なところです。ただ、実際に店舗へ行ったことで、移動時間に加えて、目的の商品を探す手間までかかることがよく分かりました。

セカンドストリートオンラインと卸価格を4ブランドで比較

セカンドストリートのオンラインストアなら、一店舗だけではなく、全国の取扱商品を検索できます。ブランド名で探せるので、今回のような比較ではこちらのほうがスムーズでした。

ただし、ここは大事です。以下は、同じブランドの類似商品との価格比較です。同一の商品、同じサイズ、同じ状態をそろえた比較ではありません。特にネイバーフッドは、服の種類も異なっています。

また、オンラインで表示されていた金額は販売価格です。その価格で必ず売れることや、その差額がそのまま利益になることを示すものではありません。

カナディアンセーター:オンライン7,590円の掲載例に対し、卸は1,000円

カナディアンセーターの検索結果と7,590円の商品価格

まずはカナディアンセーターです。検索結果には、7,590円で掲載されている商品がありました。

当社で取り出したカナディアンセーターの卸価格は1,000円です。同一商品ではないものの、ブランドの類似商品を仕入れる際の価格差は大きいですよね。

店舗に探しに行って、見つかったとしても数千円で仕入れるのか。それとも、今回のような古着を1,000円で卸から仕入れるのか。この違いを確認したかったわけです。

ジバンシィのスカート:オンラインは3,000円台、卸は1,000円

GIVENCHYのスカート検索結果と3,190円の価格表示

次はジバンシィのスカートです。オンラインで検索すると、3,190円の掲載例が確認できます。

こちらも、当社の比較対象品は卸価格1,000円です。店舗では探し出せなかったブランドの商品も、オンラインなら候補と価格をすぐに確認できました。

シーバイクロエ:オンラインは6,490円など、卸は1,000円

SEE BY CHLOÉのジャケット検索結果と6,490円などの価格

シーバイクロエでは、ジャケット系の商品を調べました。オンラインには6,490円の商品や、7,500円台の商品が掲載されていました。

当社で準備したシーバイクロエの商品は、卸価格1,000円です。今回確認した掲載例と比べると、仕入れ額をかなり抑えられることが分かります。

ここまで来ると、「最初からこの方法で比べればよかったですよね」という話になります。わざわざ高速道路を使って約40分かけたわけですから、なおさらです。

ネイバーフッド:同じパーカーは見つからず、長袖Tシャツは6,490円

NEIGHBORHOODの検索結果で赤枠が付いた6,490円の長袖トップス
こちらはパーカー同士ではなく、同じブランドの別アイテムとの参考比較です。

最後はネイバーフッドです。当社で取り出したのはパーカーのような服でしたが、今回のオンライン検索では、比較に使える同様のパーカーは見つかりませんでした。

そこで確認したのが、同じブランドの長袖Tシャツです。掲載価格は6,490円でした。

当社のネイバーフッドの服は1,000円で卸しています。ただし、これは長袖Tシャツとパーカー風の商品を比べているため、厳密な価格差ではありません。同じブランドでも、小売の掲載価格と卸の仕入れ価格には大きな開きがあるという参考例として捉えてください。

仕入れ値だけでなく、移動・リサーチ・撮影の時間も比べてください

商品写真の一覧が画面右側に表示され写真撮影データ付きの字幕がある画面
撮影データ付きの商品なら、仕入れ後の撮影作業も減らせます。

今回の結果を見て、私が改めて伝えたいのは、値札だけを比較しないでほしいということです。

店舗仕入れには、往復の移動時間がかかります。到着してから商品を探し、ブランドや相場を調べる時間も必要です。それだけ時間を使っても、今回のように目的の商品が見つからないことがあります。

一方、オンライン仕入れなら移動は不要です。ただ、移動時間を除いてネット仕入れ同士で比較しても、今回確認した掲載例と当社の卸価格には差がありました。

当社には、スタッフが商品写真を撮影し、その撮影データも付けて提供する「楽ちんパック」という商品もあります。今回の説明では、1着1,500円から1,600円程度という価格例を挙げました。

店舗で5,000円から6,000円の商品を仕入れ、移動にも時間を使うのか。それとも、撮影データ付きで1,500円から1,600円程度の商品を仕入れるのか。今回挙げた価格例では、後者はおおむね3分の1から4分の1の金額になります。

比較したいのは、次の三つです。

  • 商品をいくらで仕入れられるか
  • 仕入れのためにどれだけ時間を使うか
  • 仕入れ後に、撮影などの作業がどれだけ残るか

私なら、安く仕入れられて、自宅に届き、撮影の負担も減らせるほうを選びます。仕入れのために何時間も使うより、その分を販売するための作業に回したいからです。

もちろん、今回調べた数点だけで、すべての店舗商品より卸が安いと証明できるわけではありません。それでも、今回取り出した1,000円の古着と、小売の掲載例との違いは確認できました。仕入れ方法を見直す材料には、十分なると思います。

古着仕入れで考えたいのは、「店舗で掘り出し物を見つけられるか」だけではありません。もっと安い仕入れルートはないのか。移動やリサーチを減らせないのか。写真撮影まで任せられないのか。そこまで含めて比べると、仕入れの選び方は変わります。

店舗せどりを続けるのが当たり前になっているなら、一度その前提を見直してみてください。今回の比較でお伝えしたかったのは、仕入れ価格と作業時間の両方を見て、販売に力を使える方法を選びましょうということです。

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