それってFBA危険物?セラーセントラルアプリで確認する方法
ブックオフで中古本を仕入れる時は、まずモノレートを確認します。仕入れようとする商品がめっちゃ売れていて、利益が取れることを確認できれば、その時点で仕入れることができます。
一方、新品せどりの場合は、モノレートで売れ行きと利益が取れるかの確認をした後で更に2つの項目を確認しなければなりません。1つはAmazon自体が出品していないかどうかです。もしAmazon自体が出品していたら、いくら売れ行きが良くて利益をたくさん取れる商品でも仕入れるかどうかを考えなければなりません。
そしてもう1つは、仕入れる商品がFBA危険物に該当するかどうかです。今回は仕入れの際にセラーセントラルアプリでFBA危険物かどうかを簡単に確認する方法を詳しく説明していきます。
FBA危険物とは
FBAを利用すると出品者に代わってAmazonが商品を発送してくれます。Amazonがどんな商品でも受け付けOKにしておいた場合、輸送中に商品が破裂したりするとAmazonの責任になってしまいます。そこでAmazonサイドで危険物を設定して通常商品とは区分して取り扱っています。
危険物に該当するとFBA倉庫に納品する際に下記のように様々な制約や事前の申請が必要になります。
- 輸送箱の側面に『危険物在中』のラベルを貼らなければなりません。
- 納品できるサイズは小型サイズと標準サイズのみになります。
- 通常商品との同梱をしてはいけません。
- 混合在庫(JANコード納品)での納品はできません。
- 引火性液体にあたる商品は、事前に申請が必要になります。
- 引火性液体の納品先は狭山FC、小田原FCのみとなります。
- FBAパートナーキャリアサービスの利用はできません。
では、どのような商品がFBA危険物になるのでしょうか?Amazonの『危険物におけるFBAのご利用マニュアル』を確認すると、
危険物に該当する商品の例(2019年2月現在)が載っていたので、拝借してきました。
上記のような商品を仕入れるとFBAでは危険物に該当する商品と見なされてしまいます。引火性液体をFBA倉庫に納品する場合は事前申請が必要になりますが、引火性液体とは下記のような商品です。
ヘルビ(ヘルス&ビューティー)を仕入れる時は、該当する商品が多くあるので特に気をつけなければいけません。
では、仕入れに行くときに上記商品を頭に入れておかなければいけないのでしょうか?該当する全商品を覚えているのは無理ですよね。ではどうすればいいのでしょうか?実は、仕入れ時に簡単に確認する方法があります。
FBA危険物の確認方法
FBA危険物に該当するかどうかを確認する方法について説明していきます。
まずスマホでアマゾンセラーセントラルのアプリを起動しましょう。右上にあるカメラのマークを押して、確認する商品のバーコードを読み込みましょう。
バーコードを上手く読み込めない場合は、セラーセントラルの上記画面で商品登録を押して「販売する商品を検索」の欄に確認する商品のバーコードの数字を入力すれば、バーコードをカメラでスキャンした時と同様に商品画面が表示されます。
商品名が表示されたら、商品名の右側にある矢印のボタンを押します。
すると商品画像の右側に見たことがないようなマークが表示されました。これが危険物のマークです。このマークは絶対に見落とさないようにして、危険物マークが表示された商品は仕入れないようにしましょう(納品の制約や事前申請等が必要になるので、手間がかかります)。
危険物マークを確認できれば、その後の確認は必須ではありませんが、危険物のマークを押すと危険物と認定した理由が表示されます。
この商品は危険物審査中の商品でした。更に矢印があるので押してみましょう。
このページが最終のページになります。仕入れ時に時間が無い場合は、このページまで表示させなくても危険物マークが表示された時点で仕入れるのはやめて、別の商品のリサーチに移りましょう。
もしFBA危険物を仕入れてしまったら
FBA危険物は仕入れないように気をつけなければいけませんが、もし確認不足で仕入れてしまったらどうすればよいでしょうか。購入した時点ですぐに気がつけば返品するという方法があります。家に帰ってきて検品している時に気がついたら・・・、再度返品のために出かけるのは大変な場合もありますよね。
そんな場合でも販売する方法はあります。アマゾンのFBAではなく、自己発送で販売する方法です。FBAを利用する際に危険物と指定されているだけであって、自己発送であれば問題なく発送することができます。
またアマゾン以外の方法、例えばメルカリで販売することもできます。FBAを利用して販売する場合と比べると手間がかかったり、利益が減ることもありますが、そのまま不良在庫として置いておくよりはましなので、一番良い方法で販売してしまいましょう。
補足説明
危険物FBA納品という方法もあるんですが、納品先が固定されてしまったり、そもそも危険物だけをかなりの量仕入れないといけないので、かなり面倒です。私はやっていません。
ぶっちゃけ面倒なことで消耗するより、稼ぎやすいジャンルは山ほどあるので、そういったジャンルで戦えばOKです。
このマークは危険物ではありません
アマゾンセラーセントラルアプリで危険物の確認をしていると危険物とは違うマークが表示される場合があります。下記の例で説明していきます。ミニオンズのぬいぐるみは危険物ではないだろうなぁと思いながら確認していました。
商品名の右横にある矢印のマークをクリックしたところ、こんなマークが表示されました。
このマークは何でしょうか?危険物のマークとは違いますね。マークの内容を確認するためにマークを押してみましょう。
FBAの梱包要件があって、ビニール袋に入れて納品しなければいけないということです。最低4ヶ所の通気口となる穴を開けるか窒息注意の情報を書いた注意書きを中に入れる必要があります。
このマークは危険物のマークではないので、仕入れてもまったく問題ありません(ビニール袋に穴を開けるか窒息の注意書きを入れることは忘れないでください)。マークが出ただけで、すべて危険物と判断しないように注意しましょう。
まとめ
新品商品を仕入れる時は、モノレートで仕入れられることがわかった時点で購入してはいけません。FBA危険物に該当しないかを確認することが必要です。アマゾンセラーセントラルアプリで簡単に調べられるので、忘れないようにしましょう。
確認し忘れてFBA危険物を仕入れてしまった場合は、アマゾン自己発送やメルカリで販売することができます(FBAで販売しようとすると大変な手間がかかるのでやめましょう)。
アマゾンセラーセントラルアプリで調べるとFBA危険物とは違ったマークが表示されることがあります。どのマークが表示されているのかを確認するようにしましょう。
私の公式LINEでは「せどりノウハウ・経験」を惜しみなく配信しています。無料登録で有料級のプレゼントを3つお届けしているので、ぜひ登録してみてください!