こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
古着卸の仕事って、最初から大きな倉庫があって、スタッフが揃っていて、物流も全部整っているように見えるかもしれません。
でも実際は、全然そんなことありませんでした。
うちの古着卸サービスは、最初かなり小さく始めています。家賃10万円くらいの元酒屋さんの倉庫を借りて、カゴ台車を安く買ってきて、自分でペンキを塗って直して使うところからのスタートでした。
そこから3年で、会員数は50名規模から150名、350名、そして500名超へ。出荷量も一気に増え、今では月2万着、2万5000着、3万着という規模まで来ています。
今回は、そんな古着卸倉庫の立ち上げから現在までの流れを、2023年から2026年の展望まで含めて整理してお話しします。古着転売やメルカリ古着物販に興味がある方はもちろん、事業の立ち上げ方や拡大の考え方としても参考になる内容です。
古着卸を始めたきっかけ
古着卸を始めたきっかけは、かなりシンプルです。
大量の古着を扱える人とたまたま知り合って、「安く卸せますよ」という話が来たことが始まりでした。それまで古着を本格的に扱っていたわけではありませんが、メルカリなどを見れば、どんな古着が売れそうかはある程度判断できる状態でした。
最初は自分の会社で小売りをやろうとしていたんです。でもすぐに考えました。
- 自社で売れるのはある程度見えている
- それなら自分が卸元になったほうが早い
- 過去に店舗せどりのコンサルをしていて、提案できる相手もいる
- 利益商品が自宅に届く仕組みにできれば、多くの人にとってメリットがある
この発想で、一気に古着卸サービスをスタートしました。
もともと店舗せどりのコンサルをしていたのですが、2023年の初め頃には「この先ずっと同じ形で稼ぎ続けるのは厳しくなるかもしれない」という感覚がありました。だからこそ、時代の変化に合わせて、より再現性が高くて、負担の少ない形に切り替えていったわけです。
2023年。創業時は中国地方の小さな倉庫から

古着卸の原料を供給してくれる契約先が中国地方にありました。自分は名古屋にいるので、最初はその近くに倉庫を借りる必要がありました。
そこで借りたのが、家賃10万円ほどの元酒屋さんの倉庫です。
正直、かなり年季の入った場所でした。でも、最初から立派な設備を揃える必要はありません。むしろスモールスタートで始めることが大事です。
しかも、当時は名古屋から中国地方まで頻繁に動いていました。社員と一緒に出張したり、現地の知人に手伝ってもらったりしながら、1週間に1回くらいのペースで現場に入っていました。
かなり大変でしたが、立ち上げ期はそんなものです。
カゴ台車も自分たちで整備した

仕分けにはカゴ台車が大量に必要です。ただ、最初から新品を揃えるとコストがかかります。そこで、安く調達したものを自分たちで補修し、ペンキを塗って使っていました。
こういう地味な作業が、実は事業の土台になります。最初からかっこよく見せることより、まず回る仕組みを作ることのほうが大事です。
立ち上げ初期から出荷はすぐ伸びた

小さく始めたとはいえ、需要はかなり早い段階で立ち上がりました。1日の出荷量も目に見えて増えていき、この中国地方の倉庫だけで50名くらいの会員さんに対応していました。
専属の社員も加わってきて、2023年は「このサービス、かなりいけるな」と手応えを感じた年でした。
単に古着を仕入れて売るだけではなく、利益商品が自宅に届くというコンセプトが非常に強かったのだと思います。店舗を回らなくていい、仕入れの負担が減る、再販に集中できる。この価値が、古着転売をやる人たちにしっかり刺さったわけです。
2024年。名古屋拠点を作って小売りも強化

2024年に入ると、名古屋の事務所の上に作業部屋を借りて、古着卸と小売りの拠点を作りました。
この作業部屋は2DKで、家賃は10万円ほど。名古屋の中心部に近い立地を考えると、かなり安い物件でした。
ここでは何をしていたかというと、主に次のような作業です。
- 古着の撮影
- 中国地方で仕分けた古着の再梱包
- 自社での小売り検証
ここで重要だったのは、卸して終わりではなく、自社でも小売りして売れ行きを確認するという考え方です。
卸サービスをやっている以上、「この古着は本当に売れるのか」を自分たちでも確かめ続けたほうがいい。これはすごく大事です。現場感覚がなくなると、卸の質が落ちます。
この頃には、いろいろな出来事もありました。仕分けを担当していた社員の退職などもありましたが、それでも中国地方と名古屋の2拠点体制で会員数150名まで対応していました。
1年で100名以上増えているので、かなりのスピードです。
2拠点体制の限界と、大きな決断
ただ、この状態を続けるのは厳しくなってきました。
- 中国地方への出張がしんどい
- 交通費も大きい
- 原料供給先が1社に偏るのはリスクが高い
ここはかなり大きなポイントでした。
会員さんが150名いるということは、その先には生活があり、家族があり、事業があります。もし原料供給先が1社だけで、その1社が止まったら全部終わってしまう。これは絶対に避けなければいけません。
そこで思い切って、中国地方の案件をやめ、名古屋に倉庫と事務所を集約する決断をしました。
スタッフも名古屋在住が多く、自分自身も名古屋のほうが動きやすい。だったら基盤を名古屋に寄せたほうがいいという判断です。
2025年。名古屋の大型倉庫へ移転し、物量が一気に増加

集約先として借りたのが、今の名古屋の倉庫です。
ここでは、もっと原料の買い付け量を増やしていく前提で動いていました。しかも、移転する前から複数の仕入れ先を開拓していたので、原料調達も早め早めに手を打てていました。
この動き方はかなり重要です。困ってから探すのでは遅いんです。先に備えておくから、大きくなれます。
1週間で6000着規模の出荷へ

名古屋倉庫に移ってから、出荷量は一気に増えました。
最終的には、1週間で段ボール120箱ほどを出荷する規模になっています。160サイズ換算で見ると、およそ6000着。これが4週回ると、月2万着規模です。
時期によっては月2万5000着、3万着レベルまでいくこともあります。
短期間でここまで拡大できたのは、単に運が良かっただけではありません。
- 市場のタイミングが良かった
- 店舗せどりからの転換が早かった
- 原料調達を前倒しで増やしていた
- 卸だけでなく小売り検証も続けていた
このあたりが全部つながっています。
2025年は成熟期。パート増員と「らくちんパック」がヒット

2025年には体制がさらに強化されました。パートスタッフを大量に入れて、11人から12人ほどの体制になり、会員数も一気に200名増えて350名規模になりました。
出荷量も月400箱、500箱クラスまで増えています。160サイズの大きな段ボールでこれだけ出るので、かなりの物量です。
さらに、会員さんからこんな声が多く上がるようになりました。
- 自分で外注を探すのがしんどい
- 撮影や出品準備まで任せたい
そこで始めたのが、写真撮影代行を含むらくちんパックです。
これはかなり当たりました。今では一番ヒットしている商材のひとつになっています。
注文が多すぎて追いつかないくらいで、土日もフル稼働。夜勤こそないものの、残業しながら対応している日もあるほどです。自分自身も朝5時くらいに現場へ行って手伝うことがあるくらい、フルで回しています。
ここから分かるのは、単に古着を卸すだけではなく、会員さんがどこでつまずくかを見て、その負担を減らすサービスを追加していくことが成長につながるということです。
2026年のテーマは「在庫の安定供給」と「原料の内製化」
2026年に入って、状況はさらに変わってきました。
会員数が増えたこともあり、原料の仕入れについては、こちらから探しに行くだけでなく、逆に「買ってくれませんか」という話が入ってくるようになっています。
うちの特徴は、基本的に全量買いで動くことです。
つまり、一部だけつまむのではなく、買うなら全部買う、買わないなら買わない。しかも現金に近いスピードで支払い、トラックの手配までこちらでやる。こうやって交渉を前に進めてきました。
その結果、注文のスピードもかなり上がっています。タイミングによっては、LINEで注文したらAmazonより早く届くこともあるくらいです。
一番避けたいのは「物がありません」になること
会員制古着卸サービスで最もまずいのは、注文したいのに在庫がない状態です。
そこを防ぐために、今は原料の買い付け量をどんどん増やしています。そして現状、名古屋の倉庫だけでは足りず、大手運送会社の物流倉庫も使っています。
その外部倉庫には、160サイズの段ボールで500箱から1000箱ほど保管している状態です。着数にすると、最大で5万着規模になることもあります。
ただ、外部倉庫はやはりコントロールしづらい面があります。だからこそ、次にやりたいことはかなり明確です。
2026年にやりたいことは大きく2つ
- もっと大きな倉庫へ移して、買い付け量と出荷スピードを上げること
- 自社で古着回収をできる体制を作ること
2つ目は特に大きいです。
リサイクルショップなどに在庫として滞留している古着を、自社のトラックやハイエースで直接回収できるようになれば、より大元に近いところから仕入れができます。
それが実現できれば、会員さんにとってもメリットが大きいです。仕入れの安定性、価格、商品供給の継続性。どれを取っても強くなります。
古着卸サービスが伸びた理由
ここまでの流れを振り返ると、古着卸サービスが伸びた理由は大きく分けていくつかあります。
- タイミングが良かったこと
物価高の中で、古着やリユース市場への需要が強まっていました。 - 既存事業からの転換が早かったこと
店舗せどりが厳しくなる前に、次の形へ移れました。 - スモールスタートから一気に拡大したこと
無理なく始めつつ、伸びると判断したら一気にアクセルを踏めました。 - 仕入れ先リスクを放置しなかったこと
1社依存の危険性を早めに認識して、複数化を進めました。 - 会員さんの悩みに合わせてサービスを増やしたこと
卸だけでなく、撮影代行などの周辺サポートまで広げています。
要するに、単に古着が売れるから伸びたわけではありません。供給、物流、検証、サポートを全部回しながら拡大してきたから、ここまで来られたということです。
現在の古着卸サービスについて
現在、会員数は500名を超えています。
サービスの基本はシンプルで、利益商品が自宅に届くので、あとはメルカリなどで販売するだけです。会員制で運営していて、個別Zoom説明会で簡単なヒアリングを行った上で、問題なければ仕入れができる流れになっています。
また、「どんな古着が届くのか不安」という方に向けて、サンプルを1着無料で送る案内も行っています。
あわせて、以下のような無料プレゼントも用意されています。
- 3ヶ月で月利100万円を達成したノウハウが学べる古着物販オンライン勉強会
- 1着1000円〜3000円利益が出る古着の無料プレゼント
- プレゼントした古着が売れるまでのマンツーマンサポート
- メルカリ古着出品マニュアル
- メルカリ古着発送マニュアル
最初はボロい倉庫でも、仕組みがあれば大きくできる
古着卸倉庫の3年間を振り返ると、最初は本当に地味です。ボロい倉庫を借りて、カゴ台車を塗って、何度も現場に通って、少しずつ形にしていくところから始まっています。
でも、そこで終わらず、需要を読み、仕入れ先を増やし、拠点を見直し、サービスを改善し続ければ、事業は大きく育ちます。
古着転売やメルカリ古着物販は、単発のテクニックだけで伸びるものではありません。安定して利益を出すには、仕入れの仕組みが本当に大事です。
そしてその仕組みは、最初から完璧である必要はありません。まずは小さく始めて、回しながら強くしていけばいいんです。
うちもまさに、そうやってここまで来ました。だからこそ、これから古着物販を始めたい方にも、すでにやっていて次のステージに行きたい方にも、まだまだ伸ばせる余地はあると思っています。
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