【第1弾】失敗仕入れに学ぶ:セラミックヒーターの事例
こんにちは。
伊藤です。
皆さん失敗ってしますか?
ボクは毎日失敗の連続です。
新しいことが好きなので、新製品・ガジェット・新メニューなどいろいろ試しているのですが、結構失敗しますね。
- 思っていた製品と違っていたので、結局お金を無駄遣いしてしまった
- マークダウン方式という新しいブログの記載方法を試してみたものの全くうまくいかない
- iPhoneを更新したらデータが全部消えた
- LINEで間違えて、電話帳の全員に友達申請を送ってしまった
- 食べログの新しいレシピにチャレンジしたら、激マズだった
「せどり」でもやってしまいました。
失敗仕入れです。
仕入れたものが売れません。
しかも季節モノを仕入れてしまいました。
恥ずかしいから、ほんとうはあまり書きたくないんです。
だけど失敗から学べることもありますよね。
少なくともきちんと失敗をアウトプットすれば、同じような失敗はしなくなります。
このブログの読者の皆様に同じ失敗はしてほしくありませんので、今回きちっとボクがやらかした失敗仕入れについて解説していきますね。
失敗仕入れの商品はコチラ
パナソニックのセラミックヒーターです。
仕入金額:10778円
設定した売値:14980円
想定利益:2000円
購入したのが1月30日。
ヤマダ電機のセールで、展示品処分価格で購入しました。
FBAに納品し、Amazonにボクの在庫が反映されたのが2月5日です。
定価は2万円くらいで、Amazonの新品最安値が17000円程度の商品でした。
えっ。セット本しか仕入れてないんじゃ?
と疑問に思われる方のために一言申し上げますと、
ブックオフの近くにある家電量販店やドラッグストアは立ち寄るようにしています。
ワゴン品やセール品だけ仕入れているんですが、結構利益が出ますので。
モノレートを見てみましょう。
モノレートにも赤字で書き込んでありますが、
2月24日に売れてから現在まで1個も売れていません。
12月をピークにして、その後徐々に売れ行きが悪くなっています。
出品者数のグラフを見てください。
2月24日以降、出品者はキレイに中古ひとりだけです。
はい。ボクひとりだけです。
11月のピーク時は20人を超えていた出品者も、現在は売れて残っているボクひとりだけです。
今年の11月くらいまでおそらく売れませんね。
やってしまいました。
仕入価格1万円の不良在庫です。
FBAセンターに6ヶ月以上保管されている在庫については、長期保管手数料がかかります。
10cm四方あたりで、90円弱の金額くらいです。
このセラミックヒーターは20cm四方ありますので容積は8倍ですね。
90円の8倍で、おおよそ720円の長期保管料がかかります。
失敗仕入れの要因解析
今回の失敗仕入れの要因解析をしたいと思います。
大きく分けて3つの要因が考えられます。
- 季節性のある商品ということを忘れていた
- 中古品の価格設定が甘かった
- 売るための努力を怠っていた
それではひとつずつ丁寧に解説していきます
季節性のある商品ということを忘れていた
季節性のある商品ってどんなものがあるか分かりますか?
特定のシーズンにしか売れない商品のことです。
例えばこんなものがあります。
- 防寒着
- ビーチサンダル
- 石油ファンヒーター
- かき氷を作る機械
どれも夏とか冬とか、特定の季節しか売れませんよね。
今回仕入れたセラミックヒーターも同じです。
基本は冬の前から、冬にかけてしか売れません。
寒くなりだしたら売れていって、暖かくなってきたら売れなくなります。
ボクはこの商品を1月末に買って2月の頭に売り始めました。
モノレートをみると11月に販売のピークがあることが分かります。
つまり2月はもう販売のピークを過ぎているんですね。
ボクはまだ寒いから大丈夫だろー
くらいにしか考えていなくて、展示品処分!の赤い値札に惑わされて仕入れてしまいました。
セラミックヒーターは冬本番になる前に買っておく商品です。
11月など本格的に寒くなる前に需要のピークが訪れて、その後はドンドン売上が落ちていきます。
ボクはこの需要カーブを少し後ろ倒しに勘違いしていたんですね。
シーズン遅れの商品を陳列していても、売れません。
よほど安売りしない限り売れていきません。
中古品の価格設定が甘かった
新品:17000円に対して、ボクは中古のセラミックヒーターに15000円の値段を付けました。
展示処分品のため「ほぼ新品」であった。
外箱・取説も全て添付されていた。
こういった理由から「ほぼ新品」コンディションを選択して出品しました。
どうやらこの「ほぼ新品」の中古15000円という価格設定が少々高かったようです。
ボクが出品した後にも中古は2つ売れているんです。
それらは「非常に良い」のコンディションだったと記憶しています。
売値は13800円くらいでした。
ボクは新品と中古の間の価格帯という非常に中途半端な価格を設定してしまったんですね。
お客さんはボクの商品を買うくらいなら、あと2000円出して新品を買うし、
中古が良ければもう少し安い中古を買う。
もちろんこれが11月なら話は違っていました。
購買したいと考えるお客さんの母数が多いため、ボクが出品した「ほぼ新品」コンディションで新品価格よりも2000円安い商品も誰かには受け入れられたでしょう。
しかし、
ボクが出品したのは、需要が落ち込んできている2月頭です。
おそらくこのときの購買者心理は、売れ残った安売り品を買ってやろう。
という感じであったと想います。
中古ライバル出品者の価格を調べずに、無策に新品よりも多少に安い価格で出品してしまった。
これが2つ目の理由です。
売るための努力を怠っていた
「高く売るためにはなにをすべきか?」という記事を書いていますので、一度目を通してみてください。
少々長い記事ですが、要は購買者の目線になりましょう。
ということです。
中古コンディションで家電を買うお客さんが心配しているのは何でしょうか?
- 商品に傷は付いていないかな?
- 説明書・付属品はきちんと揃っているかな?
- 箱はついているのかな?
こんなところだと思います。
これらをきちんと商品説明や写真で説明しないといけません。
以下が実際にボクが出品している商品画面です。
傷は無いと言ってはいますが、写真を添付していませんのでイマイチ信憑性に欠けています。
ボクは展示品で家電をよく買うので、展示品は箱も付属品も普通は全部付いているということを知っています。
でも、
Amazonで家電を買うお客さんの全てが、展示品を含む中古品を買い慣れているわけではありません。
大事なのはコレなんです。
「○○だろう」「○○してくれるはずだ」というのはビジネスでは厳禁です。
今回も商品説明欄に展示処分品と書いてあるから「分かってくれるだろう」と思っていました。
ココが少し甘かったと想います。
Amazonでは中古コンディションの商品には、商品画像を添付することができます。
今回ボクは添付していませんでした。
これも「展示処分品」だから、文章だけでおおよそのコンディションは分かるだろう
と考えていたからです。
おそらくボクよりも早く売れたライバル二人は、きちんと商品説明を書いて、場合によっては商品画像を添付していたと思われます。
これが3つ目の理由です。
まとめ
1万円で仕入れた展示処分品のセラミックヒーターが4月時点で売れていません。
完全な失敗仕入れ・販売をしてしまいました。
失敗の原因は次の3つです。
- 季節性のある商品を季節の終わりかけに出品してしまった
- 新品・中古品の中間という中途半端な価格設定をしてしまった
- お客さんが気になる情報を商品説明・画像添付で網羅できていなかった
皆様がこんな仕入れを繰り返されないことを、心から祈っております。
「せどり」を始めた最初の頃は
少しでも利益が出そうだと飛びついてしまいますが
そんなときは一度手を止めて、今回の失敗原因の3つを思い出してみてくださいね。
それでは、今回の解説はここまでとなります。
ちなみに、私の公式LINEでは「せどりノウハウ・経験」を惜しみなく配信しています。無料登録で有料級のプレゼントを3つお届けしているので、ぜひ登録してみてください!
お疲れ様でした。