金額に騙されないで。月商と月収は全く違います!
こんにちは。
伊藤です!
突然ですがこんな広告見たことないですか?
- せどりで月商1000万円達成しました!
- 毎日1時間の作業で月商100万円目指しませんか?
月商1000万円と書いてあるとインパクトが凄いですよね。サラリーマンも年収1000万円を超えると、「1000万円プレイヤー」としてもてはやされますので、やはり1000万円というのはそれだけインパクトがある数字なんだと思います。
月収100万円であれば、本当に羨ましいと思いますし、かなりビジネスで成功されているんだと思います。
一方で月商100万円というと初心者にとっては全く同じような響きに聞こえるかも知れませんが、実際は全く違います。むしろ初心者の方が月商ばかりに気を取られると、かなり危険です。
今回はそんな月商と月収の違いについて解説していきます。
目次
月商というのは売上
あなたの手元に残るのは月商のうちのごく一部なんです!
まず月商について解説していきます。
月商というのは商品の売上の合計です。せどりで仕入れた商品をAmazonで販売している場合、月商というのはAmazonでその月に売り上げた金額の合計になります。
月商のすべてがあなたの手元に残るわけではないということに注意しましょう。
- 商品の仕入れ代金
- 送料
- ガソリン代
- その他経費
これらの商品を販売するためにかかった原価・経費を月商から差し引いた金額があなたの手取りになります。これが月収なのです。
つまり月商100万円というのは利益率30%(かなり高い利益率です)で商売をしていると、手元に残るお金、すなわち月収は25~7万円程度なのではないでしょうか。
もちろんこれは店舗せどりをやっている場合の話です。電脳せどりの場合は、もっと利益率が悪くなるため月商100万円・月収10万円ということも起こり得ます。
月収とは手取り金額
次に月収について解説していきます。
月収というのは、あなたのその月の収入です。つまり手取り金額です。月商からすべての原価や経費を差し引いた残りが月収です。
月収100万円ということは、その月に100万円の収入があったということです。もう皆さんお分かりですね。月商100万円(実質的な月収は25万円程度 ※しかもかなり良い場合)と比べると全く違いますね。
月商ばかりに気を取られると。。。忍び寄る消費税のワナ
せどりをしていると一時的に月商を増やしたい。そんな気になるかもしれません。例えばあなたがこれから、せどりで情報発信をやろうとすると、「せどりで月商100万円」と書いたほうがインパクトがあるからです。
しかし!!
安易に月商を伸ばしていくと、、、
消費税の魔の手が忍び寄ってきます!
本当に恐ろしい魔物です。
詳しく解説していきます。
消費税とは年間1000万円以上の売上(月商)がある事業者に課税される税金です。
月商100万円なら12ヶ月で年商1200万円になりますね。この場合あなたは消費税の課税事業者となります。これは個人・個人事業主・法人などは関係ありません。お国は厳しいですね。。。
現在(2018年5月)の消費税率は8%ですから、仮に年商1200万円の場合は、その8%の96万円を消費税として納税しなければなりません。正確にはあなたが支払った消費税額と、あなたが受け取った消費税額の差額を納税すれば良いので、この場合、60万円くらいになるかと思いますが、それでも大変な金額ですよね。
さらにこの消費税は、年商(売上)に対して課税されます。仮にすべて赤字で販売していたとしても、消費税は支払わなくてはいけないのです。
年商999万円の場合は、消費税を納税する必要はありませんので、所得税など通常の税金を支払うだけでOKとなります。
ハッキリ言います!
年商1000万円前後で着地しそうならば、年商1000万円未満に抑えておいたほうが、消費税の分だけ、あなたの手元に残るお金は多くなります。
せどりの情報発信は気をつけて見よう
せどりのブログ・メルマガなどのいろいろな情報発信を気をつけて見てみましょう。月商と月収が入り混じって書かれていますよね。ここまでボクの文章を読んでくれたあなたなら、月商という金額に騙されることもありませんね。
「月商が大きいことはわかったけど、月収は結局いくらなの?」っていう疑問が出てきますよね。
ボクはきちんと利益率や月収を書いている情報発信者を信じるべきだと思います。そういうお前はどうなのよ?って言われると思いますが、きちんと月収と利益率を書いていますので、ご安心ください。
さらに人気企画「利益商品を大公開!」のコーナーでは、売上・原価・荒利益をすべて公開していますので、親愛なる読者の皆さまに嘘偽りのない「せどり」の真実を情報発信しています!!
ボクの話はこれくらいにして、せどりや物販系の情報発信を見るときは、きちんと月商と月収に注意しましょうね!
まとめ
- 月商は売上の合計金額のこと
- 月収は月商から原価・経費などを差し引いた手取り
- 年商1000万円を超えると消費税を支払わなくてはいけないので要注意!
この記事では月商と月収という似ていても全く違う用語について解説しました。たしかに月商の方が金額が大きくてインパクトがありますが、せどりで大切にしたいのは月収です。結局せどりをやっていくら手元のお金が増えたのか?これが最も重要です!