こんにちは。伊藤です。
Amazon出品を初めて間もない方は、コンディションガイドラインを言われても名前は聞いたことはあるけど、詳しいことは??っていう方がほとんどではないでしょうか?
このコンディションガイドライン、しっかりと理解していないとクレーム・返品・アカウント停止のリスクも潜んでいるとっても大事なものなんです。
なんか心配になってきた!!っていう方も大丈夫。私が丁寧に解説していきますから、5分で理解できるようになりますよ。
この記事ではAmazon販売初心者の方にこそ知っていてもらいたいAmazonコンディションガイドラインについて、ボクがメインで稼いでいる本せどりを例に解説したいと思います。
Amazonのコンディションガイドラインってなに?
コンディションガイドラインというのは、Amazonで出品するための約束事のひとつです。
Amazonでは商品の状態によって次のようなコンディションが決められています。皆様もAmazonに出品する際に以下のどれかのコンディションを登録していますよね。
- 新品
- 中古ーほぼ新品
- 中古ー非常に良い
- 中古ー良い
- 中古ー可
あとはコレクター商品というコンディションがありますが、初心者の方が出品する機会はありませんので、今回は割愛します。ちなみにボクも出品したことはありませんから無理してコレクター商品で出品する必要はありませんのでご安心を。
例えば今からあなたが中古品を出品するとします。もちろん中古品のコンディションは「ほぼ新品」が最も状態が良くて、「可」が最も悪いです。ここまではいいですね?
次にこの中から自分の商品に適したコンディションを選択することになります。みんな自分の商品を高く売りたいから、イケイケな人はどんどん良いコンディションを付けますよね。逆に控えめな人はどんどん控えめな悪いコンディションを付けてしまう傾向があります。
これだとお客様であるAmazon購入者の方は、実際に自分が購入した商品コンディションと、届いたときの商品コンディションに違いが出てしまいますよね。可を注文したと思ったら、非常に良いコンディション相当の商品が届いた場合はお客様は喜んでくれると思います。
だけど逆の場合はどうでしょうか?
非常に良いや、ほぼ新品を購入したはずなのに、すごく汚れのあるコンディション(例えば可とか)が届いたらどうでしょうか?おそらく返品されて、購入者からもかなりマイナス評価を付けられると思います。
つまり、【ある商品】があって、誰がこの商品を出品しても、【ある商品】のコンディションは同じにならないといけません。このために作られたルールがAmazonのコンディションガイドラインになります。
コンディションガイドラインは、出品者もお客様もAmazonも気持ちよく商品を取引するためのルールだと理解してください。
これが無いとAmazonが無法地帯になってしまいますのです。
中古本のコンディションガイドライン
中古本のコンディションガイドラインを一つずつ解説していきます。
ボクは初心者のとき、本がまぁまぁキレイだから「非常に良い」かな、こっちの本は汚れが目立つから「可」かなっていうくらいにしか分類していませんでした。たぶん、このブログの読者のかたの何名かは同じじゃないかと思っています。
コンディションガイドラインを理解すれば、無駄に低いコンディションにすることも無くなるので、同じ商品をもっと高く売ることができたりします。
また本のコンディションガイドラインで厄介な点としては、ISBNと言われる図書コードがあるか無いかでもコンディションの決め方に違ってくるため、ISBNの有無による付け方についても触れていきます。
ISBNがない本は古書として扱われるため、ISBN有の場合とコンディションをごっちゃにしないことが重要です。
ではさっそく解説していきますね。
新品
未使用で完全な商品。まだ読まれていない商品。ダストカバーと保護用の包装がある場合は、それらが無傷で完全な状態である商品。
付録がすべて含まれ、電子付録用のアクセスコードがある場合はそれらがすべて有効かつ使用できる状態である商品。カバーまたはページ上に何らかの種類のマーキングがある本、「バーゲン」や「売れ残り」とマークされた本、または他のラベルが添付された本は、新品として出品することはできません。
ISBNが有りの場合は、当然未使用であり、帯や包装があるものはそれらも全て揃っていることが条件です。
ISBNが無い場合は、その時点で中古本として扱われるため、新品としての出品は不可です。
新品はもちろん未使用の状態でないといけません。古本屋で非常にキレイな本を見つけても誰が読んでいるか分かりませんので、新品で出品してはいけませんよ。
注意しないといけないのは、「バーゲン」や「売れ残り」のシールが付いた本です。スーパーなどでたまに新品の本が特売で売られていることがあります。こういったときに本には値引きシールがが貼られていますが、これを貼ったまま出品することはできません。
バーゲンで仕入れた新品本を「新品」で出品する場合は、きちんとバーゲンシールをはがしてからにしましょう!
ほぼ新品
ほとんど読まれた形跡がない完全な状態の商品。書き込みや折り目などがカバー、ページに一切ない状態。ギフトに適している商品。
「バーゲン」と表示された本は、「バーゲン」の本として購入されたときと同じ状態にある場合、このコンディションで出品できます。ISBNが有る商品の場合は、読まれた形跡が無くて、ギフトとしても使用できる状態であることが目安になります。
ISBNが無い場合についても、有りの場合と同様の状態であることが目安です。仮に紙の変質等がある場合はきちんと詳細に記入しておきましょう。
ほぼ新品コンディションは判断が難しいです。見た目が新品だったらほぼ新品にしてもOKですが、少しでも傷や折り目が付いていたら、一つ落として非常に良いコンディションにしましょう。
少しでも高く売ろうとして、ほぼ新品を選ぶと後でお客様からクレームがくる場合がありますので、要注意です。
ほぼ新品か少しでも迷うようなら、非常に良いにコンディションを落としましょう。これが鉄則です。
非常に良い
使用されているが、非常にきれいな状態の商品。
ページも完全な状態で、書き込みや線引きがない商品。背表紙にも傷がない商品。ISBNが有る商品であれば、使用感があるものの、折り目や傷などの外傷がない状態であることが望ましいです。
ISBNが無い場合は、多少の傷みがあったとしても、書き込みや線がない状態。
ポイントは書き込み・線引きが無いことです。1ページでもあったらNGです。少しでも書き込みがある場合は、次の良いコンディションになります。
良い
使用されていても、きれいな状態の商品。
ページとカバーが完全な状態で(ダストジャケットもあれば含む)、背表紙に多少の傷が見られる商品。
半分以下のページに書き込みや線引きがある商品。蔵書印が付いている商品。ISBNが有る場合は、カバーやページが綺麗で、書き込みなどについては全体の半分以下に収まる場合。
ISBNが無い場合であれば、多少書き込みなどにより読みにくい部分があったとしても十分使うことができるのが目安です。
非常に良いでは出品できないが、おおむねキレイなコンディションの商品です。
1点ポイントがあります。
書き込みはページの半分までならあってもOKなんです。これ以外に知っている人が少ないんですが、書き込みがあったら無条件で「可」ではなくて、状態によっては良いで出品できることがあります。
可
文章が問題なく読める状態の商品。ページやカバーに傷などがなく(ダストジャケットがない場合も可)、ページにはペンやマーカーでかなりの書き込みや線引きなどがあっても、その書き込みや線引きによってテキストが読めないほどではない商品。
付属品が紛失している商品。
ISBNが有る場合は、はっきりと傷などがあるが、読む分には支障をきたさないこと。
ISBNが無い場合は、最低限本文を読めること。
ポイントは文章が問題なく読める状態であることです。
例えば全部のページに線引きがあっても、書き込みがあっても、本文を読むことができれば「可」で出品することができます。
逆に本文の文字が読めないほどの書き込みがあるのであれば、Amazonに出品することはできません。そういう本は捨てましょう。
以上がAmazonで出品できる新品から中古品「可」コンディションまでの、コンディションガイドラインとなります。今回は本を例にコンディションガイドラインを説明しましたが、本でなくても基本的な考え方は同じです。
文字が読めない本は出品できないのと同じで、どれだけキレイな中古品でも商品単体で動かない(機能しない)商品をAmazonに出品することはできません。
詳しいコンディションガイドラインについてはコチラをご覧ください。(Amazonウェブサイトへのリンクです。)少々記載が難しいので何か分からない点などあれば、お問い合わせフォームから何でも質問してくださいね。
コンディションガイドラインを使いこなせ!高く売るためのポイント
書き込みがあっても「良い」で出品できる
「良い」コンディションは、書き込みや線引きがあっても、全体のページ数の半分までなら出品することができます。今まで「可」で諦めて出品していた商品も、「良い」コンディションで出品できる可能性がありますよ。
ボクも初心者のとき、書き込みが1箇所だけあって非常にコンディションの良い本を、書き込みがあるので「可」コンディションで出品したことがあります。今思えば、「良い」で出品して、もっと高値で売ることができたと思っています。
注意点が2つあります。
- 書き込みがある本というのは本へのダメージが大きい場合があります。その場合はきちんとコンディションガイドラインを見た上で、「可」で出品すべきものは「可」で出品しましょう。
- 書き込みがある場合は、「良い」で出品する場合でも、「可」で出品する場合でも、どちらも商品説明欄に書き込みがあることを記載しましょう。
雑誌のほぼ新品が狙い目!
ブックオフで雑誌を見ていると、明らかに「ほぼ新品」といえる雑誌に出会うことがあります。書店でそのまま新品として置いてあっても見分けがつかないような商品もあります。
特にアイドル系の雑誌や、アニメ系などのマニア向けの雑誌に多いです。こういったジャンルの雑誌はファンが購入して一度も読まずに部屋に飾っておく場合があるからです。
読み跡を確認して未読品であれば、「ほぼ新品」コンディションで出品してみましょう。付録つきの雑誌であれば、付録が全て揃っていることも確認してくださいね。
こういったほぼ新品雑誌はかなり狙い目ですよ。ほぼ新品で販売することができれば、新品の1割引程度の価格で販売できるチャンスもあります。十分狙っていいジャンルだと思います!
2019年1月からコンディションガイドラインに変更あり
こういった変更は見落としがちですが、もし自分が変更後のガイドラインから逸脱している場合はペナルティ等を受けることになるため、しっかり把握しておくことは重要です。
2019年1月から変更されたコンディションガイドラインの項目は以下の通りです。
旧)Amazonで購入した商品を新品として出品することは禁止
新)Amazonで購入した商品を新品として出品することも許可される。プロモーション品やおまけは、新品としての出品は禁止。
Amazonコンディションガイドラインを守って商品を売りやすくするコツのまとめ
この記事では、せどり初心者の方が分かっているようで分かっていないAmazonのコンディションガイドラインについて解説しました。
コンディションガイドラインはきちんと理解していないと返品・クレーム・アカウント停止のリスクがあります。逆に理解していれば無駄に低いコンディションで出品することがなくなるので、さらに利益を積み上げることができますよ。
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ではまた!
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