Amazonせどり一発退場もある!?メルカリ仕入れの新品転売
こんにちは。
伊藤です。
今回は「これやったら、Amazonせどり一発退場」のリスクがある!っていうNG行為について解説していきます。知らずにやっている人も結構いたりします。
せどりは仕入れ先によって区分すると大きく二つに分けることができます。店舗せどりと電脳せどりです。それぞれ長所・短所がありますが、電脳せどりは時間に左右されずに自分の好きな時間に仕入れることができます。
また、どこにいてもスマホがあれば、仕入れることができます。梅雨の時期でも外出せず(雨にぬれず)に仕入れられるのはうれしいですね。
ただ、メルカリ(電脳せどり)で仕入れた新品未使用品をAmazonで新品販売できないことは知っていますか? 今回は、新品未使用品を仕入れるときの注意点と対応方法について、詳しく説明していきます。
目次
Amazonのコンディションガイドラインを再確認しましょう
仕入れた商品の販売先をAmazonで行っている方は多くいらっしゃるでしょう。Amazonで販売するのですから、もちろんAmazonの規約に従わなければなりません。規約が変更になることもありますので、常にアンテナを張って対応していかなければいけませんね。
Amazonのコンディションガイドラインに「新品」として出品できない商品が明記されています。コンディションガイドラインはamazon seller centralアプリの中で見ることができます。
上記のガイドラインについて解説していきます。
個人から仕入れられた商品
個人から仕入れられた商品は「新品」として出品できませんと明記してあります。メルカリの出品者は基本的に個人なので、メルカリで仕入れた新品未使用品をAmazonでは「新品」として販売することはできません。
メルカリ以外でも他のフリマ等で個人から仕入れた場合は同じように「新品」として出品できません。Amazonから確認の連絡があった時に個人以外の法人や個人事業主から仕入れたことを証明できなければ、規約違反になります。
メーカー保証がある場合
電化製品などを購入するとメーカーの保証書が付いてきます。購入した店舗でメーカーの保証書に判を押された場合は、ガイドラインにある『メーカーが定める保証期間が始まっている』に該当しますので(仕入れた時点から保証期間が始まっています)、「新品」で出品することはできません。
最近多いケースですが、購入した時にレシートといっしょに保証書に添付する紙片をもらう場合は、メーカー保証書には版が押されていないので「新品」で出品することができます(Amazonでお客様が購入した時点で保証が開始されたことになります)。
プロモーション品・賞品・おまけ
「プレゼントキャンペーンで賞品が当たった!」「ビンゴ大会で1等の賞品をもらった」などで手に入れた商品ですが、自分の趣味に合わないからAmazonで売ろうとした場合、たとえ新品未開封であったとしても「新品」での出品はできません。
もし中古で出品する場合は、プロモーション品、賞品、おまけなどである旨をコンディション説明欄に記載することを忘れないでくださいね。
新品として販売できるものは
「メルカリからの仕入れがダメなら、Amazonには新品での出品はできないんじゃないか。」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。個人から仕入れた場合は、「新品」として出品することはできませんが、個人以外(法人や個人事業主)から仕入れれば、「新品」として出品できます。
イオンやイトーヨーカドーなどのスーパーマーケット、ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店、ドラッグストアなどから新品未開封で仕入れた商品はAmazonに「新品」で出品できます。但し家電等メーカー保証書が付いている商品の場合は、店舗の版が保証書に押してあるかを確認してください。
電脳せどりの場合でも大手家電量販店で行っているオンライン販売や家電量販店以外にも多くの企業がオンライン販売を行なっているので、新品未開封商品の仕入れ先はまだまだ豊富に存在します。法人や個人事業主から仕入れたことを領収書等で証明できれば問題なく新品として、出品できますよ。
真贋調査の連絡がきたらアウトです
真贋調査とは
今までも行なわれてきましたが、2019年になってAmazon真贋調査の行なわれる頻度が多くなってきているようです。真贋調査とは文字通り出品した商品が本物か偽物かの調査です。Amazonから突然問い合わせのメールがきます。
真贋調査が行われる背景としては、メーカーからの依頼か購入者からのクレーム・問い合わせの二つの流れがあります。Amazonはメーカーや購入者からの依頼、クレームがあると、出品者へ問い合わせを行ないます。その問い合わせの中で請求書・領収書の提出を求められます。
メルカリは個人の出品者から購入するので、当然請求書や領収書はもらえません。提出できなければ真贋調査はアウトです。また、メルカリで新品未使用品を仕入れてAmazonに「新品」で出品していれば、個人から仕入れたことが判明してしまいますので、そちらもアウトになります。
対応方法と出品前の確認
真贋調査には上手く対応しないとアカウントが停止になります。とにかく素早い対応、誠意ある対応が鍵になります。真贋調査に対応しないで放っておくことは絶対にやめましょう。
真贋調査の連絡が来ないように注意することも必要です。メーカーが目を光らせているカタログはある程度わかります。出品者数が少ない場合ですね。出品者数の過去の履歴を見て、出品者が増えてもすぐに元の出品者数に戻っている場合は、危険な可能性が高いです。
商品ラベルを貼り間違えて出品すると偽物と見なされてしまう可能性があります。またカタログと同一の商品であっても、外箱のデザインが違う場合があります(ASINコードやJANコードが同じであっても)。その場合も購入者が偽物だというクレームをAmazonにすれば真贋調査が行われます。出品する時は十分に注意しましょう。
メルカリ仕入れの今後
Amazonで「新品」として販売できる商品はメルカリからは仕入れられませんが、メルカリから仕入れが一切できなくなるわけではありません。中古セット本など最初から中古として販売する商品を仕入れるのにはまったく問題ありません。
また、メルカリで個人の出品者から新品未使用品を購入した場合、Amazonで「新品」としては出品できませんが、中古のほぼ新品であれば出品することができます。モノレートで確認して中古-ほぼ新品でも利益が取れるのであれば、仕入れることができます。
仕入れるチャンネルは数多く持っておくようにしましょう。今後Amazonがどのような規約の変更を行なってくるかわかりませんし、今まで利用していた仕入れ先からの仕入れができなくなるかもしれません。複数の仕入れ先を持っていれば、一つの仕入れ先がダメになったとしても他の仕入れ先でカバーすることができます。
まとめ
Amazonには個人から仕入れた商品を「新品」のコンディションで販売することはできません。メルカリからの仕入れはほぼ個人からの仕入れとなるので「新品」での出品はもちろんダメです。
真贋調査の連絡がきたらアカウントが停止になる可能性もあります。普段の出品の時から真贋調査を発生させない注意や工夫が必要になります。万が一真贋調査のメールがAmazonからきた場合は、誠意のあるスピーディーな対応を心がけ、アカウント停止にならないようにしていきましょう。
メルカリからは中古の商品や新品の商品でもAmazonで中古で販売して利益が取れれば、仕入れることはできます。1ヶ所からの仕入れに固執するのではなく、仕入れ先を複数開拓して、リスクの分散をしていきましょう!