こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
セカストなどのリサイクルショップで古着を見つけて転売しようと考えている方向けに、現場の実情と合理的な代替案を整理しました。
単純に「儲かるかも」と判断すると、時間と労力を無駄にする可能性が高いです。ここでは具体的な理由を4つに分けて説明し、そのうえで実践的な選択肢を提案します。
店舗せどりが厳しい主な4つの理由
結論を先に言うと、次の4点が大きなハードルになります。どれも現場での「再現性」を低くする要因です。
1. 店頭の小売価格が上昇している

ECの拡大や各チェーンのオンライン販売が進んだことで、店頭価格が以前より上がっています。結果として、店舗で仕入れて利益を出す余地が狭まっています。相場がネットに引っ張られるため、店舗だけの割安品というのがどんどん減ってきました。
2. 店頭に流れる物量が減っている

以前は断捨離や引越しシーズンで店頭に大量の持ち込みがありましたが、最近はメルカリやヤフオクなど個人が直接売る流れが主流になっています。
さらに買い取り専門店(チェーンや個人店)に流れるケースも増え、店頭の量そのものが減少しています。量が減れば良い掘り出し物に出会う確率も下がります。
3. ライバル(競合)が急増している

副業として注目されているため、新規参入者が増えました。また、短時間で「利益が出た」シーンだけを切り取った投稿が出回りやすく、それを見た人が同じ方法で稼げると思いがちです。しかし編集された一部だけを鵜呑みにして実践しても、現場の再現性は著しく低いです。
4. 商品の特定と出品が極めて手間
古着にはバーコードが付いていないものが多く、店頭で目の前に並んだ商品を過去の販売履歴と正確に結びつけるのは困難です。
画像検索や型番検索もありますが、ビンテージやラベルの欠損した商品ではかなりの時間と労力を要します。時間単価を考えると非効率になりやすいのです。
なぜ「簡単に稼げる」と見せる情報が後を絶たないのか
簡単に稼げるように見せる情報発信には明確なマーケティング目的があります。多くは次のような流れです。
- 魅力的な断片的成功事例を提示して関心を引く
- LINE登録や説明会への誘導で接点を作る
- その後、コンサルやスクールといった有料サービスへ誘導する
つまり「集客 → 商材販売」が狙いであり、店舗せどりそのものが継続的に稼げる方法だとは限らないという点を理解しておく必要があります。
現実的な代替案:リスクを減らして効率よく稼ぐ方法
店舗での突発的な掘り出し物を狙う代わりに、再現性が高くスケールしやすい方法に切り替えることをおすすめします。
おすすめの方向性
- 会員制の古着卸や仕入れサービスを使う:事前に目利きされた利益商品が安定的に届くため、仕入れの効率が大幅に上がります。検品や選別の時間を省けるぶん、出品・販売に集中できます。
- 販売力を伸ばすことに注力する:プラットフォームのルール変更や競合増を踏まえ、商品ページ作成、写真、説明文、発送対応などの販売スキルを高める方が再現性が高いです。
- 小さく確実に始める:まずはサンプル1点を販売して流れを掴む。手元の一着を売る経験で流れを把握してから規模を拡大します。
- 外部ツールやデータ活用:バーコードが無い商品でも、市場データや販売履歴を使って優先度の高い商品に絞ることで効率化できます。
まとめ
短いクリップで見える「一瞬の成功」に飛びつくのは危険です。現場の在庫量の減少、店頭価格の上昇、参入者の増加、そして商品特定の難しさが重なり、店舗せどりは再現性が低くなっています。
時間と労力を無駄にしないためにも、仕入れの安定化と販売力の向上に注力してください。会員制の古着卸やサンプルで少しずつ回していく方が、長期的には効率の良い稼ぎ方になります。
まずは小さく試して、売れる仕組みを作ること。これが最も確実で無駄の少ない道です。
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