ブックオフせどりのコツは値付け方法を把握することにあり!
こんにちは。
伊藤です!
ブックオフで仕入れてきた漫画を読んでいます。
本せどりの醍醐味は何と行っても仕入れた漫画や雑誌を検品という名で読めることですよね!
今日はこの漫画を読んでいます。
コミック文庫「孫子の兵法」http://mnrate.com/item/aid/4840130019#graph
ちなみにこの漫画ですが、全5巻セットで2400円くらいで売れていくので、きっちり利益を取ることができます。覚えておいてくださいね。ブックオフの100円棚にバラバラに置いてあってスルーすることが多いですが、全5巻なので集めるのも簡単ですから。
孫子の兵法にこんな言葉がありました。
「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」
つまり自分の相手のことを知れば戦いで負けることは無いだろう。という意味です。「せどり」でも同じことが言えます。せどりをしている際の自分の相手、すなわち仕入先のことを理解すれば理解するほど、赤字仕入れはなくなりますし、反対にどんどん稼ぐことができるようになっていきます。
今日はせどりの仕入先として必ず名前が挙がるブックオフについて、その隠された値付けの方法や店舗ごとのクセについて解説していこうと思います。これを知ればブックオフせどり百戦危うからずです!!
目次
ブックオフの値付け方法とは?
まずブックオフでは基本的にどのように値付けしているのかを解説していきます。
単品管理:Amazonの最低価格から値付け
ブックオフでの値付け方法はズバリ「Amazonの価格を参考に価格設定する」です。基本的にAmazonの最安値価格を参考にブックオフの価格を決めています。この値付け方法をブックオフ内で単品管理といいます。
単品管理、この単語は試験に出ますからよーく理解しましょう!
こんな風に付けられている値札のほとんどがAmazonの価格を参考にして、値付けがされています。長方形のシールにブックオフのインストアコード(ブックオフ内の専用バーコード)、タイトル、著者名、価格などが印字されています。
ブックオフで本を売ると店員さんがまずJANコードをスキャンして、本のAmazon相場を調べます。Amazon相場がはっきりしている本についてはこの方法で価格を決めています。
一括管理で値付け
もう一つブックオフには一括管理という方法で値付けされる商品がります。
一括管理というのはAmazon相場が分かりづらい商品や、JANコードが無い商品に適用される方法です。定価の半額といった値付けや、280円・500円といった均一価格での価格設定が行われます。
後ほど解説しますが、JANコードが無い商品はろくに市場価格を検索せずに、ブックオフ側で価格設定されていることが多いため、かなり甘い価格設定がされていることが多いです。つまり狙い目です!
一括管理されている商品の値札は、値段だけが書かれた値札シールです。
我々がいつも一生懸命はがしている、こんな色付きの値札シールのことです。このシールが貼ってある商品は、一括管理で値付けされています。
ブックオフ値付けを活用した仕入れのコツ
ブックオフの値付けには単品管理と一括管理の2種類があることを解説しました。この2つは非常に大切なので、ここまでの解説をよく読んでしっかりと理解しておいてくださいね。
それでは、ここからはこの2つの値付けを活用した仕入れのコツを解説していきます。ブックオフの値付け方法を理解して、それを活用して仕入れをすれば、百戦危うからずです!
単品管理の落とし穴を狙え!
単品管理には致命的な落とし穴があります。それをここでぶっちゃけます!
商品コンディションを考慮せず、Amazon最安値価格を意識した価格設定になっている。
これがAmazon一括管理による値付けの致命的な弱点です。つまり商品コンディションによってAmazonの価格差が大きく変動している商品が狙い目ということになります。
単行本・小説などは、もちろん商品コンディションによって価格差ができてきますが、あまり大きくはありません。つまり、単品管理で設定されている商品をどれだけ仕入れたとしても、仮に状態が良かったとしても十分な価格差を得ることができません。仕入れることができないんです。
それでは商品コンディションによって、Amazon価格が変動する商品とはどのようなジャンルなんでしょうか。
- 付録つき雑誌
- CD付きの参考書(特に語学系)
- 初回特典付きの本
こいったジャンルが狙い目です。
仮にAmazon最安値がこうした特典が欠品している商品の場合、相場よりも価格が下落している場合が多いです。そしてこの特典が欠品している商品がほとんどの場合最安値になっています。
仮に特典が全て揃った超美品であったとしても、ブックオフはこの最安値を意識して単品管理で値付けをしていますので、特典付きのAmazon相場よりもかなり安価に購入できる場合があります。
例えばこの雑誌です。
ブックオフで350円で仕入れて、Amazonで5,242円で売れました!
こうした特典付き雑誌で、単品価格設定がされているものはかなり狙い目ジャンルと言えます。是非一度探してみてくださいね。
JANコード無しの商品は穴場!
JANコードが付いていない商品ってどうしてますか?おそらくほとんどの方が面倒なのでリサーチしていないと思います。
このJANコードが付いていない商品って実はかなりの穴場ジャンルだったりします。つまりリサーチするとかなりの利益商品に出会える確率が高いです。
JANコード無し商品のリサーチ
モノレートに本のタイトルを入力すれば、JANコード無しの商品でもリサーチをすることができます。でも、この一手間が面倒なので、もしくはそもそもこの方法を知らないから、JANコード無しの商品ってスルーされることが多いんです。
そもそもライバルが少ない
あなたがJANコードなしの商品をリサーチするのが面倒だと思っているように、ライバルも同じ心境です。つまりほとんどの方がJANコード無しの商品をリサーチせず放置しています。つまりライバルがぐっと少なくなります。
ライバルが多い店舗でほとんど仕入れられる商品が無い場合でも、このJANコード無しの商品は手付かずで残っている場合もありますから、要チェックです。
一括価格設定
先ほど解説したとおりJANコード無しの商品は、ブックオフ側でもAmazon価格を調べて値付けするのが面倒です。つまり、「えいや!」と担当者の勢いで価格設定されることが多いです。
つまり相場を全く意識せずに、担当者の経験で値付けがされています。経験が浅い新米店員が格安値付けをしていたら。。。なんて想像するともうパラダイスですよね。仕入れ商品の宝庫だと思います。
ところてんって知ってますか?
突然ですが、ところてんって知ってますか?
夏場に食べたい冷たい細切り寒天みたいな食べ物じゃないですよ。食べ物のところてんではなくて、ブックオフのところてんです。
文章で説明するのが難しいので、現物の写真をお見せします。
これがブックオフの「ところてん」です。
簡単に説明すると、100円棚の商品が不足した場合に、それよりも価格が上の棚つまり260円から処品を補充します。不足した260円棚にはさらにコンディションが良い500円棚から商品を補充します。
このように価格が高い棚から低い棚へ順次商品が押し出されていきます。これがところてんを押し出して作るところと似ているため、通称「ところてん」と呼ばれるブックオフ店員の定番作業のひとつです。
注意深く店員さん同士の会話を聞いていると、「ちょっとあの商品ところてんしておいて!」という声が聞こえてきます。つまり、ある商品が100円棚や260円棚で無くなったから、それより高い価格の棚の商品の値札を変更して移動させておいてという意味です。値札を貼り替えるのは面倒なので、この写真のように何枚も値札ラベルが貼り付けられた商品が出来上がります。
この「ところてん」された商品、つまりたくさん値札が貼り付けられた商品っていうのはかなり狙い目です。当初付けられた値段よりも安値で販売されているので、リサーチすれば利益商品に出会える確率が高いです。積極的にリサーチしていきましょう!
まとめ
- ブックオフの値付けには単品管理と一括管理の2種類がある。
- 単品管理はAmazon最安値を参考に値付けされているため、特典付き・付録つきの商品が狙い目。
- 一括管理はJANコード無しのライバル不在のジャンルを狙う。
- ところてんが値引き商品の目印、積極的にリサーチしよう。
この記事ではブックオフの価格設定方法を解説しました。ブックオフは商品点数が多いため、闇雲にリサーチしていても利益商品に出会える確率が低いです。
今回解説したような値付けの方法を理解することで、優先的にリサーチする商品をピックアップすることが可能になり、さらに短時間で利益商品を仕入れることが可能になります。是非一度試してみてくださいね。