こんにちは!伊藤(@hirokazuito0821)です。
結論から言うと、個人で古着を売るなら今はメルカリが有利です。ただし安易に大量出品するとアカウント停止のリスクもあるため、注意点を守りつつ運用することが大切です。
ここでは、比較のポイント、メルカリで実践すべき3つの注意点、そして今すべき行動プランまで、具体的にわかりやすくまとめます。
まずは簡単な結論
メルカリは販売しやすく、売上の回収が早いのでキャッシュフローを回しやすい点が強みです。一方で、出品数やブランドの連続出品など運用上のルールに注意しないとアカウント停止のリスクがあります。
メルカリShopsは大量出品やスタッフアカウント発行など「店舗運営」に向いているので、将来的に本格的に展開する場合は併用を検討してください。
メルカリ vs メルカリShops:6つの比較ポイント
1. 手数料

どちらも販売時の手数料は10%で同じです。収益率を左右する大きな差はありません。
2. 売上の入金(キャッシュフロー)

メルカリは売上の入金タイミングが柔軟でいつでも出金しやすく、次の仕入れに回しやすいです。一方、メルカリShopsは入金の間隔が月1〜2回程度に限定されることがあり、短期で現金を回したい場合はメルカリが有利です。
3. メルカリ便(匿名配送など)の利用
メルカリの匿名配送サービスやらくらくメルカリ便系の利用は可能ですが、メルカリShopsでは一部のサービスが使えないケースがあります。厚さ4cmまで数百円で送れるサービスなど、低コストで発送できる仕組みがメルカリ側に残っています。

4. 大量出品のしやすさ
大量にCSVで一括出品したい場合はメルカリShopsが有利です。メルカリ(通常アカウント)で1日に何百件も出すとアカウント凍結のリスクが高まります。
5. スタッフアカウントの発行
メルカリではスタッフ用アカウントを発行できません。複数人で運用する場合やリモート作業を行うなら、スタッフアカウントが発行できるメルカリShopsの方が運営しやすいです。
6. 売れやすさ(ユーザーとのやり取り)
個人間の値引き交渉やコメントでのやり取りはメルカリの文化に根付いており、反応が得やすく販売に結びつく確率が高いです。Shopsは店舗に近いため値下げ交渉がしにくく、購買までのハードルがやや高い印象です。

個人でメルカリを使うなら気をつける3つのポイント
メルカリで安定して売るために、特に注意したいのは次の3点です。
- 大量出品は控える 「どれくらいが安全か?」の目安として、弊社では1日30点程度の出品で問題が出ていません。個人で出すのが難しければこのくらいを目安にしてください。50点、60点と増やす場合はアカウント運用を厳格に行う必要があります。
- 同一ブランドを連続で出さない 同じブランドを続けて出品すると、検索結果を独占していると判断されてアカウント停止されることがあります。特に人気ブランド(例:Supremeなど)で同様の事例が報告されています。出品はブランドを分散させ、ドラフトに保存して順序を調整しながら公開するなどの工夫が有効です。
- 必ず出品データのバックアップを取る 万が一アカウント停止になった場合に備え、出品画像や商品説明を外部ツールでバックアップしておくことを強く推奨します。バックアップがあれば、新しいアカウントにデータを移して再出品が可能です。自動で保存・再出品できる有料ツールの利用も検討しましょう。
今後の見通しと現実的な行動プラン

運営側がメルカリShopsの推奨を強め、将来的に販売チャネルをShops側に誘導する可能性はあります。そうなった場合に備えて、以下の手順で準備しておくと安全です。
- まずはメルカリで実績を作る(販売履歴や評価を積む)
- 確定申告などの書類を整え、青色申告を行える状態にする
- 必要書類を揃えてメルカリShopsの開設準備を進める
Shopsは維持費がかからないため、保険的に開設しておく価値はあります。とはいえ店舗運営のハードル(書類や税務処理)があるため、まずはメルカリで経験を積むのが現実的です。
仕入れ戦略:個人仕入れを卒業する方法
古着販売を継続して拡大するなら、バラ売りの仕入れを続けるのではなく、卸からまとめて仕入れて回転率を上げるのが近道です。地道な仕入れで疲弊するより、信頼できる卸と契約して安定的に商品を確保する方が効率的です。
会員制の卸サービスを利用すれば、利益が出る商品をまとめて受け取り、そのまま出品するだけで回転できます。興味がある場合は個別の説明会やサポートを受けて、仕入れ体制を整えるとよいでしょう。
まとめ:まずはメルカリで経験を積み、将来に備えてShopsを準備する
個人で古着販売を始めるなら、まずはメルカリで実績を作るのが最短ルートです。販売しやすさや発送コストの面で有利だからです。ただし次の点を必ず守ってください。
- 出品量は適切に管理する(目安は1日30点程度)
- 同ブランドの連続出品を避ける(検索結果独占の疑いを避ける)
- 出品データを外部にバックアップする(アカウント停止時の保険)
余力があればShopsの開設準備も同時に進め、販売チャネルを二重化してリスク管理をしておくと安心です。仕入れは効率化するほど利益が残りますので、卸契約などの検討もおすすめします!
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